科学技術分野の制度改善を掲げる国民連合「過実連」は4月6日、研究現場の不公正な慣行の是正に向け、「より良い科学技術社会特別委員会」を発足したと発表した。
特別委員会は、研究現場で長年指摘されてきた不公正・不合理な慣行の見直しを目的とする。委員長には、過実連の共同代表で建国大学教授のパク・ジェミン氏が就いた。
活動の柱は、研究者が研究に専念できる研究開発(R&D)環境の整備だ。具体的には、研究者の権利・人権保護、知的財産権(IP)の保護、技術流出問題に関連した研究者保護、研究現場で自律性が損なわれる事例の把握、採用・人事の公正性確保の5課題に取り組み、制度改善を進める。
過実連は特別委員会の傘下に、調査機関として「より良い社会公益センター」も設置する。研究現場で起きる権利侵害や不公正事例に関する通報を受け付け、内容を検討した上で、法的助言を支援する。
過実連の常任代表で高麗大学教授のアン・ジュンモ氏は、「科学技術の発展は、研究者の自律性と公正な機会が保障されてこそ可能になる」と述べた。その上で、「特別委員会を通じて科学技術エコシステムの透明性を高めていく」とした。
パク委員長は「国家R&Dシステムの根本的な体質改善と、研究者中心の改革を一貫して訴えてきた」と説明。「特別委員会は不公正を指摘するだけでなく、政府や国会と連携し、研究者の自負心の回復につながる制度改善の方向性を示していく」と強調した。
過実連は今後、公式サイトを通じて不公正事例や制度改善に向けた提案を常時受け付ける。集まった内容を基に、政策提言の取りまとめや国会討論会の開催を進める方針だ。