画像=Weekly

AIスタートアップのWeeklyは4月6日、PC上で動作するオンデバイスAIプラットフォーム「Owllo」を韓国と米国で提供開始した。クラウドに接続せず、端末内で処理を完結できる点を特徴とする。

Owlloは、ユーザーのPC内だけで動作するパーソナライズドAIプラットフォームだ。ローカルLLMを採用し、Webモニタリング、画像生成、ファイル整理、文書要約、業務自動化などの作業を自然言語の指示で処理できる。

中核技術には、Weeklyが独自開発したハイブリッドAIを据えた。ChatGPTのような汎用クラウドAIとは異なり、「オーケストレーター」と呼ぶ小型・軽量のベースモデルがユーザーの要求を解析し、適切な専門モデルを選んで処理を振り分ける仕組みを採る。医療に関する質問には医療特化モデル、法律に関する質問には法律特化モデルを用いることで、単一の大規模モデルに依存しない構成としている。

今後は、ローカル環境だけでは対応が難しい場合に備え、ブラウザ経由でChatGPTに直接アクセスできるフォールバック機能も追加する予定だ。APIを介さないため、追加課金は発生しないとしている。

完全なローカル動作により、個人の写真やチャット内容、パスワードといったセンシティブな情報が外部サーバーに送信されない点も訴求する。利用はインストールファイルをダウンロードするだけで始められ、PCの電源が入っていれば、外出先からもメッセンジャーやWeb経由の暗号化リモート接続で24時間利用できるという。

同社はあわせて、AIモデルやスキルをユーザーが投稿・ダウンロードできるオープン型AIプラットフォーム「Owllet」も提供する。アプリストア型の仕組みを採用し、子ども向けの安全AI、英語添削向けAI、ファンタジー小説向けAIなど、用途特化型モデルの共有と配布を可能にする。

別途提供する学習ツール「Owllo Teacher」を使えば、文書や会話記録、PDFなどをドラッグ・アンド・ドロップで取り込み、コーディングの知識がなくてもパーソナライズドAIモデルを作成できる。学習もPC内で完結し、データが外部に流出しないとしている。

Weeklyのキム・スジ代表は、「役割の異なる軽量モデルが協調することで、AIの限界を超えることを目指した。個人情報を気にせず、親世代でも安心して使える、自分専用のAI秘書を実現したい」とコメントした。

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