Cafe24は4月6日、ショッピングモールの商品を外部サイト上で表示・販売できる「Webコンポーネント」機能を正式提供すると発表した。HTMLコードを埋め込める外部サイトを新たな販売チャネルとして活用でき、顧客接点の拡大につなげる。
Webコンポーネントは、World Wide Web Consortium(W3C)の標準に基づくWeb技術。特定のプラットフォームやフレームワークに依存せず、さまざまなWeb環境で同様に動作する高い互換性を持つ。
これまで、自社ショッピングモールの商品を外部サイトに掲載する手段としては、iframeや単純なリンクの設置が中心だった。ただ、ページ遷移によって購買導線が分断されるほか、読み込みの遅延やモバイル環境での表示の不安定さが課題となっていた。
今回のWebコンポーネント対応により、こうした課題を改善した。レスポンシブ対応でPCとモバイルの双方で安定して表示できるほか、非同期読み込みの採用により、外部サイトの表示速度への影響も抑えられるとしている。
商品価格や在庫、画像はAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)を通じて外部サイトに自動反映され、常に最新情報を表示できる。外部サイト上で商品を確認してカートに追加でき、決済はCafe24ショッピングモールのセキュリティ環境で処理する。
導入のしやすさも特徴だ。専門知識がなくても利用しやすいように設計されており、運営者はテンプレートと商品を選んで自動生成されたコードを外部サイトに貼り付けるだけで利用できる。
テンプレートは「商品詳細」「商品カード」「商品リンク」「商品まとめ」の4種類を用意した。連携先チャネルの特性に応じて選択でき、ブログには「商品詳細」、コミュニティには「商品カード」、テキスト中心のコンテンツには「商品リンク」、提携サイトやイベントページには「商品まとめ」の活用を想定する。
あわせて、外部サイトに広げた販売成果を測定・分析する機能も提供する。運営者は「Cafe24 Analytics」を通じて、Webコンポーネント経由の流入量や購入転換率を分析し、販売戦略の改善に生かせるとしている。
Cafe24のイ・ジェソク代表は「Webコンポーネントは、ショッピングモール内に限られていた販売をWeb全体へ広げる転換点になる」とコメントした。そのうえで、「今後も、誰もがさまざまなチャネルで手軽に商品を販売できる環境を継続的に拡大していく」と述べた。