暗号資産インフルエンサーのMurad Mahmudov氏は、ミームコイン「SPX6900(SPX)」が本格上昇前の持ち合い局面に入った可能性があるとの見方を示した。Dogecoin(DOGE)やPEPEが急騰前に推移していた時価総額帯に近い水準にあるといい、今後の投機資金の流入動向が焦点となる。
ブロックチェーンメディアのBeInCryptoが5日、報じた。Murad Mahmudov氏はXで、SPX6900がDOGEやPEPEの上昇前と同様の時価総額帯で推移していると指摘した。
Murad Mahmudov氏の見方は、過去の主要ミームコインに共通してみられた時価総額の推移パターンに基づくものだ。主要なミームコインは急騰に先立ち、価格や取引が落ち着く蓄積局面を経る傾向があるとされる。SPX6900の時価総額は足元で約2億4400万ドル。Murad Mahmudov氏は、これをDOGEとPEPEが急騰前に推移していた蓄積局面と重ねている。
Murad Mahmudov氏は、DOGEが870億ドル、PEPEが120億ドルに達する前に安定推移していたのと同様、SPX6900も同種の時価総額帯にあると主張した。その上で「偶然ではない。今回はSPX6900がはるかに、はるかに高く行く」と述べた。
一方で、こうした強気の見方の背景には、同氏自身の大きなポジションもある。Murad Mahmudov氏は約2996万SPXを保有しており、公開されている同氏のポートフォリオの96%を占める。保有額は約780万ドルに相当するという。
このポートフォリオは2025年7月に約6700万ドルまで膨らんだが、その後はミームコイン市場全体が80%超の調整に見舞われ、大きく縮小した。
それでもMurad Mahmudov氏は保有を減らしていない。BeInCryptoによると、オンチェーンデータを手がけるArkham Intelligenceのデータでは、同氏は約6000万ドルの含み損を抱えながらも、SPXポジションで大きな売却は確認されていない。
足元の値動きは軟調だ。SPXは約0.26ドルで推移し、史上最高値(ATH)の2.27ドルから88%下落した水準にある。テクニカル指標でも、価格は主要な移動平均線を下回っており、弱気シグナルが続いているという。
Murad Mahmudov氏が示した過去との類似性が再現されるかどうかは、資金流入次第だ。BeInCryptoは、今後数カ月で高リスクのミームトークンに投機資金が戻るかどうかが、SPX6900の先行きを左右する変数になると伝えている。