アルトコイン市場の先行きに注目が集まっている(写真=Shutterstock)

Grayscaleは、市場の弱含みが続く中で、一部の主要アルトコインが投資妙味の高い価格帯に近づいているとの見方を示した。対象銘柄として、Ethereum、Solana、Chainlink、Sui、Avalancheを挙げている。

ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が3日(現地時間)に伝えた。Grayscaleは最新の市場レポートで、投資タイミングの見極めは容易ではないとしつつ、2025年10〜12月期以降の弱気相場を経て、主要アルトコインの一部がより魅力的な水準に入ってきたと分析した。あわせて、地政学リスクを背景に世界経済の不確実性が続いている点も指摘した。

足元では、暗号資産市場が伝統的金融市場と異なる動きを見せていることにも言及した。3月はS&P500が約5%下落した一方、Grayscale Crypto Sectors Indexは約4%上昇したという。Grayscaleは、暗号資産市場が過度な売られ過ぎの局面を通過しつつあり、安定化の兆しが出始めているとみている。

暗号資産の時価総額指数「TOTAL」は、直近の下落後に週次で259億3000万ドル増加し、2兆2900億ドルとなった。アルトコイン時価総額指数「TOTAL2」も同期間に62億6000万ドル増えた。TOTALの週足チャートでは、MACDヒストグラムのマイナス圏の棒が縮小し始めているという。

もっとも、アルトコインの価格水準は依然として過去最高値を大きく下回る。2024年1月の暗号資産ETP投入以降、Grayscaleのアルトコイン・バスケットは高値から約59%下落し、安値からの戻りは約2%にとどまった。現在の水準は、直近3年のレンジ下限に近いとしている。同社は、相場の変動が今後も続く可能性があり、市場が底打ちしたと断定するのは時期尚早だと説明した。

CryptoQuantのデータでも、アルトコインの40%以上が過去の安値圏近辺で取引されていた。ビットコインが比較的底堅く推移する一方、Cardano、XRP、Solanaなどの主要アルトコインは過去最高値を大きく下回る状態が続いた。Cardanoは最大で92%下落した。

市場関係者の見方も強気一辺倒ではないが、押し目買いを継続する動きは出ている。ミカエル・バン・デ・ポッペは、自身のポートフォリオの50%を人工知能関連のアルトコインに振り向け、毎月の積み立て購入を続けていると述べた。

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