XRP(写真=Shutterstock)

XRPの下落基調が続くなか、数カ月にわたって形成されている「下落ウエッジ」が反発局面の起点になり得るとの見方が出ている。年初来下落率は28.49%に達しており、目先は1.80ドルを終値で上抜けられるかが焦点だ。突破に失敗した場合は、0.83〜0.91ドル帯まで下押しする可能性も意識されている。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicは4日(現地時間)、市場コメンテーターのEGRAG Cryptoによる分析を引用し、XRPが下落ウエッジの内部で値幅を切り詰めながら推移していると伝えた。

EGRAG Cryptoによると、下落ウエッジは高値と安値を切り下げつつ、値動きの幅が次第に縮小していくパターンを指す。一般に上限を上抜けた場合は反発シグナルと受け止められることが多く、見た目ほど弱気一辺倒ではなく、買い場となる可能性もあるという。

長期の下落トレンドも鮮明だ。XRPは2025年10月から6カ月連続で月間下落を記録し、2014年以降で最長の連続下落となった。4月に入ってもすでに1.81%下落しており、7カ月連続安となる可能性がある。

今回の下落ウエッジは、XRPが2025年7月に3.6ドルの高値を付けた後の下落局面で形成が始まったという。価格は上値抵抗線と下値支持線に挟まれた状態で推移し、これまで複数回にわたり両トレンドラインで反応してきたと説明している。

具体的には、2025年10月10日の急落局面で2.8ドルから1.378ドルまで下げ、下限トレンドラインに到達した。その後は同ラインが支持として機能し、価格は速やかに2ドル台を回復した。2026年1月6日には2.41ドルまで戻して上限トレンドラインを試したが突破できず、再び調整局面に入った。さらに2月6日には1.1ドルまで下落し、下限トレンドラインを改めて確認した後に反発したとしている。

足元のXRPは1.3ドル前後で、依然としてウエッジ内での推移が続く。EGRAG Cryptoは次の重要水準として1.80ドルを挙げた。ただ、ここは上限抵抗線の再テストに当たるため、突破は容易ではない可能性があるとみている。

1.80ドルを明確に抜けられない場合、価格は長期の右肩上がりの支持線とされる「Atlas Line」まで下落する可能性があるという。この水準はウエッジ下限とも重なる0.83ドル近辺とされる。

想定シナリオとしては、いったん0.83ドル付近まで下げた後に1ドル台へ戻し、Atlas Line周辺の0.91ドル台を再確認したうえで、より強い上昇につながる可能性があるとした。その後の上値目標としては8.30ドルにも言及している。

一方で、条件面も示した。XRPが上限トレンドラインに当たる1.80ドルを終値で上回れば、現在の下落ウエッジの見立てが成り立つ可能性があると指摘した。逆に、Atlas Lineの支持帯とする0.83〜0.91ドルを下抜けた場合は、弱気地合いが一段と強まり、追加下落のリスクが高まるとしている。

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