MetaがAIコーディングツールの活用を拡大し、製品開発の迅速化と組織再編を進めている。Business Insiderが4月4日、こうした社内の動きを報じた。
大きな変化の一つは、エンジニアの開発手法だ。Metaは一部のエンジニアに対し、コードの50〜80%をAIで生成することを目標として求めているという。
Business Insiderによると、マーク・ザッカーバーグCEOは、基礎的な業務を担うジュニア開発者の代わりに、多数のAIエージェントを使いこなし、生産性を100倍に高めるようなエンジニア像を志向している。
組織再編が最も大きく進んだのはReality Labsだ。約1000人規模の内部ツールチームは、AIネイティブな小規模チーム「ポッド」を中心とする体制へ再編された。
従業員は「AI builder」、管理職は「AI pod lead」と呼ばれ、AI活用の度合いも評価対象になっているという。
こうした動きは他部門にも広がっており、社内では雇用への不安も強まっている。Metaのエンジニアリングディレクターを務めたErik Meijerは、社内イベント「AI Week」の参加者について、「自分の墓穴を掘っている」と懸念していたと語った。Metaほどの巨大なユーザー基盤を持つ企業では、機能を大幅に増やしてもユーザー側が吸収しきれず、結果として人員削減につながる可能性があるとの見方だ。
一方、Metaは今回の再編について、人員削減を目的としたものではないと説明している。
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