Anthropicは、「Claude Pro」「Claude Max」の有料プラン契約者を対象に、外部AIエージェント経由でのClaude利用を制限する。需要拡大に伴う計算資源の管理が理由で、今後は「Extra Usage」による従量課金、またはAPI経由での利用に切り替える必要がある。米VentureBeatが4日(現地時間)に報じた。
AnthropicでClaude Codeを統括するボリス・チェルニー氏は、X(旧Twitter)への投稿で、「Claudeの需要増加に対応してきたが、サブスクリプションは外部ツール経由の利用を前提に設計していない」と説明した。あわせて、限られた計算資源を踏まえ、自社製品とAPI利用者を優先する方針も示した。
変更後も、OpenClawなどの外部エージェント経由でClaudeモデル自体を利用することはできる。ただし、その場合は従量課金の「Extra Usage」プラン、またはAPI経由での利用が必要になる。
従来のサブスクリプションでは、一定の上限内で実質的に使い放題に近い形で利用できた。一方、APIでは使用トークン量に応じて料金が発生する。
Anthropicによると、Claude CodeやCoworkなどの自社ツールは、過去に処理したテキストを再利用する「プロンプトキャッシュヒット率」を高めるよう最適化している。チェルニー氏は、外部サービスはこの方式に最適化されておらず、現行の提供形態を維持するのは難しいと説明した。
影響緩和策として、Anthropicは既存契約者に対し、月額料金と同額の一時クレジットを4月17日まで付与する。Extra Usageのパッケージを事前購入した場合は、最大30%の割引も適用されるという。
OpenClawの開発者で、最近OpenAIに入社したピーター・スタインバーガー氏は、AnthropicがOpenClawの人気機能をClaude Codeに取り込んだ後、オープンソース経由の利用を閉じる方向に進んでいると指摘した。