米ベンチャーキャピタルのParadigmが、予測市場向け取引端末の開発を進めていることが分かった。複数プラットフォームにまたがる売買機会を単一のインターフェースに集約する構想で、マーケットメイク事業や予測市場指数の算出・運営も検討しているという。
Fortuneが匿名の関係者の話として報じた。報道によると、開発はParadigmのパートナー、アルジュン・バラジ氏が主導している。新たな取引端末では、ユーザーがカスタム取引インターフェースを通じて、複数のプラットフォームに分散する取引機会へ一元的にアクセスできるようにする。
Paradigmは、米国最大の予測市場プラットフォームKalshiの主要投資家でもある。2025年6月には、企業価値20億ドルで実施された1億8500万ドルのシリーズCを主導した。さらに同年12月には、企業価値110億ドルと評価された10億ドルのシリーズEもリードしている。
Kalshiは2026年3月、追加で10億ドルを調達した。現在の企業価値は約220億ドルに達している。
Paradigm創業者のマット・ホアン氏は、予測市場を数兆ドル規模の機会と位置付けており、Kalshiの取締役も務めている。
予測市場はこれまでKalshiとPolymarketが市場をけん引してきたが、足元では競争が激化している。CoinbaseやCrypto.com、Genesisなど暗号資産関連企業に加え、DraftKingsなど既存のスポーツベッティング企業も参入を進めている。
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