Arkham Intelligenceのオンチェーン分析により、Ethereumの相当量がステーキング契約や取引所ウォレット、機関投資家関連の口座に集中していることが分かった。ブロックチェーンメディアのBeInCryptoが3日、報じた。
Arkham Intelligenceのデータによると、Beacon Deposit Contractが保有するETHは約1690億ドル相当に上る。これはネットワーク検証者がステーキングした資産に当たり、Layer2ブリッジにも別途、約200万ETHがロックされていた。
取引所ではCoinbaseが420万ETHで最大だった。Binanceは360万ETH、Upbitは170万ETHを保有していた。これらは取引や出金、ステーキングサービス向けに顧客から預かる資産とみられる。
機関投資家・企業では、BlackRockがiShares Ethereum Trust ETFを通じて300万ETH超を保有していた。Bitmineは総保有量が470万ETHに達すると公表しているが、Arkhamがオンチェーンで確認できたのは91万4000ETHだった。Bitmineは、Ethereumの総供給量の5%確保を目標に掲げている。
個人では、エストニア出身のプレセール投資家レイン・ロフムスが25万ETHで最大の保有者だった。ただ、同氏は2014年のプレセールで7万5000ドル相当を購入した後、秘密鍵を失い、資産にアクセスできないという。実際にアクセス可能な資産に限れば、Ethereum共同創業者のビタリック・ブテリンが22万4000ETHで個人最大の保有者とされた。
Ethereum Foundationは最近、4664万ドル相当のETHを追加でステーキングした。1日ベースでは過去最大という。Foundationのステーキング残高は9659万ドルに増えた。Foundationは2月、財務資産の7万ETHをステーキングに回し、得られた報酬を研究、エコシステム助成金、プロトコル開発に充てる方針を明らかにしている。
保有規模の大きいETHは、個人ウォレットよりも検証者向け契約やカストディウォレットに多くロックされていた。Ethereum Foundationも、定期売却中心の運用からステーキング活用へと軸足を移している。市場で即座に流通し得る数量と、長期にロックされた数量を切り分けて捉える重要性が高まっている。