OpenStackコミュニティは、OpenStack 2026.1「Gazpacho」をリリースした。運用の簡素化に加え、VMwareからの移行需要を意識したライブマイグレーション機能の強化や、ハードウェア対応の柔軟性向上を打ち出している。
Techzineが現地時間2026年4月3日に報じた。今回のリリースでは、BroadcomによるVMware買収後に高まった代替需要への対応が柱の一つとなっている。
OpenStackコミュニティは前版「Dalmatian」でも、こうした移行需要の取り込みを狙っていた。Gazpachoもその流れを引き継ぐ位置付けとなる。
中でもNovaの並列ライブマイグレーションは、VMware代替を検討する企業から要望の強かった機能の一つだという。複数のメモリ転送接続を並列処理することで、ワークロードの移行速度を大幅に高める。
このほか、vTPMを利用するワークロードのライブマイグレーションにも対応した。GazpachoはSLURP(Skip Level Upgrade Release Process)リリースでもあり、運用担当者は年1回のアップグレード運用が可能になるとしている。
OpenInfra Foundationのエグゼクティブディレクター、ティエリ・カレズ氏は「OpenStackは、安全で自律性と適応力を備えたクラウドインフラを構築するための、信頼性の高い成熟した基盤だ」とコメントした。
次期リリースは2026.2「Hibiscus」で、2026年9月に公開予定だ。
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