Cardano(ADA、写真=Shutterstock)

Cardano Foundationの総資産が、1年間で45%減少した。Foundationが公表した「2025年活動・財務インサイト」によると、2024年末時点の総資産は6億5900万ドルから2億8750万スイスフランへ縮小した。主因は保有資産の組み替えではなく、Cardano(ADA)の価格下落だとしている。

この内容は、ブロックチェーンメディアのBeInCryptoが2日付で報じた。

報告書によれば、2024年末時点のADA保有量は5億6100万枚で、前年の5億9900万枚から減少した。ビットコイン保有量も同じ期間に1054BTCから656BTCへ減った。

Foundationは、保有していたビットコインの一部を融資と投資ファンドに振り向けたと説明している。

一方で、単なる資産規模の縮小にとどまらず、資産配分をより保守的な方向へ見直す動きも示した。現金と金融資産の比率は、この1年で8.3%から25.5%へ上昇した。

金融資産の残高は1800万ドルから5500万ドルに増加した。内訳は第三者向け融資、株式、投資ファンドなどで構成される。

Foundationは、こうした資産の再配分によって市場変動への耐性を高める狙いがあるとしている。実際、現金と金融資産だけで、暗号資産を追加売却せずに1年以上の運営が可能だと明らかにした。

これは、保有トークン価格の下落が財務に与える影響を抑えつつ、事業継続性を確保するための措置といえる。

2025年の支出は2970万ドルで、内訳は技術が40.3%、採用が39.6%、ガバナンスが20.1%だった。技術開発とエコシステム拡大を重視しながら、ネットワーク運営と制度基盤の管理も並行して進める方針を維持した。

人件費は前年から25%減少した一方、アウトソーシングや外部サービス関連の支出は増加した。内部コストを抑えつつ、外部の専門リソース活用を拡大する方向へ支出構造が変化していることを示している。

また、Foundationは2026年の重点分野として、RWAインフラ、ステーブルコイン市場の拡大、DeFiの流動性強化を挙げた。資産規模は縮小したものの、今後の戦略は守り一辺倒ではなく、Cardanoエコシステムにおける実利用と金融インフラ拡大に引き続き軸足を置く構えだ。

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