XRPが2023年7月の高値だった0.93ドルを維持できなければ、現在想定されているエリオット波動のシナリオが崩れる可能性がある。ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが1日(現地時間)、市場アナリストのホブ氏の見方として伝えた。
ホブ氏は、XRPが年初来で26%超下落しているなか、他のアルトコインのように安値形成後の明確な反転パターンを示していないと指摘した。
同氏はこれまで、直近安値から5波上昇が進み、トレンド転換のシグナルが確認される可能性を見込んでいた。ただ、実際の値動きは勢いを欠き、明確な上昇トレンドにはつながっていないという。上位時間足では重要な支持帯を維持しているものの、買い圧力がはっきり強まらない限り、追加下落のリスクは残るとみている。
同氏が示したチャートでは、直近安値後の値動きは強い5波上昇ではなく、W-X-Yで構成される3波調整として解釈されている。(W)・(X)・(Y)波が重なり合う展開が続いていることから、本格反転よりも調整局面の色彩が強いとの判断だ。反発の可能性を完全には否定しないものの、現状の弱い構造が続けば下押し圧力が強まりやすいとしている。
上値の主要な抵抗帯として挙げたのは1.40〜1.50ドルだ。XRPが1.50ドルを明確に上抜き、上位時間足で終値ベースの定着が確認されれば、モメンタムの改善が見込める。その場合、次の上値めどとして1.80ドルも視野に入るという。一方、このゾーンを回復できなければ、弱気基調が続く可能性が高いとした。
下値の支持線としては、1.146ドル(0.5フィボナッチ)と0.884ドル(0.618フィボナッチ)を示した。出来高プロファイル上、足元の価格帯より下は支持が薄く、売り圧力が強まれば下落幅が急速に拡大する可能性があると説明している。過去にも急騰後に上昇トレンドを維持できなかった局面があり、今回の値動きもそれに似ていると分析した。
また、エリオット波動の5波構成では、足元を第4波の調整局面と位置付ける一方、最終的な第5波の目標値として約8.1ドルを提示した。ただし、このシナリオは0.93ドルを上回って推移することが前提条件になるという。
当面の焦点は、XRPが主要な支持線を維持しながら調整局面を終えられるかどうかにある。1.40〜1.50ドルの抵抗帯を回復できなければ弱気シナリオに傾きやすい半面、支持線の防衛と上抜けが確認されれば、エリオット波動上の第5波上昇への期待が再び強まる可能性がある。