AIエージェントプラットフォームを手掛けるKiloは4月1日(現地時間)、企業内で実態を把握しにくいAIエージェントの利用を可視化・管理する企業向け製品群を発表した。米VentureBeatが報じた。
今回発表したのは「KiloClaw for Organizations」と「KiloClaw Chat」。従業員が個人管理のインフラ上で業務用AIエージェントを稼働させる、いわゆる「シャドーAI」への対策を主な狙いとする。
Kiloによると、AI活用を進める大企業の間では、AIエージェントの利用実態を十分に把握できていないことが課題になっている。政府契約企業に所属する上級AI担当者からは、開発者が管理されていない仮想サーバーインスタンス上でOpenClawエージェントを動かし、カレンダー管理やストレージ監視に使っている事例を聞いたとしている。
ある企業のAI責任者はKiloに対し、「監査ログも認証情報の管理状況も分からず、どのデータがどのAPIにアクセスしているのかも把握できない」と訴えたという。
KiloClaw for Organizationsは、開発者の個人インフラ上で動くエージェントを、組織の管理下に置かれた環境へ移行できるよう支援する製品だ。
一方のKiloClaw Chatは、非開発者でもAIエージェントを利用しやすくする。従来はTelegramやDiscordなど外部メッセンジャーとの連携に複雑な設定が必要だったが、同社によると、KiloClaw ChatではWeb UIと専用アプリを通じて、そうした設定なしにエージェントと直接対話できる。
Kiloは先月、個人向け製品を正式リリースした。その後1カ月で、ユーザー数は2万5000人に達したという。