ビットコイン相場に5万8000ドル台への調整観測が浮上している。写真=Reve AI

ビットコイン(BTC)は1日、一時6万9300ドル近辺まで上昇した。市場では同水準をあらためて試す可能性が意識される一方、その後は5万8000ドル台まで約15%下落するとの見方が出ている。

ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」によると、市場アナリストのタラ氏は同日、ビットコインが6万9300ドル近辺にある0.618のフィボナッチ・リトレースメント水準を再び試したと指摘した。高値は6万9273ドルで、想定していた目標水準には約30ドル届かなかった。その後、価格は6万8000ドル近辺まで下落したという。

タラ氏は、目標ゾーンの流動性を十分に吸収し切れていないとして、6万9300ドル台に再接近する可能性を残した。相対力指数(RSI)についても、同水準への再挑戦を示唆していると説明した。

一方で、この反発はより大きな調整局面の一部にとどまるとの見方も示した。6万9300ドル台で流動性を吸収した後は下落圧力が強まり、4時間足ベースでは3波構成の下落が続く可能性があるという。下値の目標として挙げたのが5万8000ドル台だ。

タラ氏によれば、この水準は2月初旬の安値である約6万ドルを下回るほか、2024年10月に形成された価格帯とも重なる。Citigroupもこれまで、マクロ経済環境が悪化する局面でのビットコインの弱気シナリオとして5万8000ドルを提示したことがある。5万8000ドルは、実現価格の5万4000ドルにも近い水準とされる。

短期的には、ビットコインが6万9300ドル台を再び試す可能性は残る。ただ、市場ではこれを本格的なトレンド転換ではなく、流動性吸収の過程とみる向きがある。主要なレジスタンス付近で買いが続かなければ、反発後に再び下押し圧力が強まるとの観測も出ている。

市場参加者の関心は、ビットコインが目標価格帯に再接近するかどうかに加え、その後このゾーンを支持帯として維持できるかに移っている。定着に失敗すれば、今回の反発はより大きな調整局面の中での一時的な戻りと受け止められる可能性が高い。

今後の焦点は、5万8000ドル台が実際に下値目標として意識されるのか、それとも新たなサポートラインとして機能するのかだ。マクロ経済を巡る不確実性やリスク資産への選好低下が続けば、ビットコインはテクニカル要因と外部環境が重なる局面で、再び値動きの荒い展開となる可能性がある。

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