SK AXは4月2日、エージェンティックAIを活用したインフラ運用サービス「AXgenticWire NPO(New Paradigm for Operation)」を発表した。障害の予兆を事前に検知し、分析・判断から対処までを自動化することで、システム障害の発生を抑制につなげる。
同社によると、AXgenticWire NPOは、エージェンティックAIが異常の兆候や問題を先回りで検知・分析・判断し、対処まで一貫して担うサービスだ。これにより、障害発生率の低減を図る。
SK AXは、AIクラウド環境の拡大に伴い、GPUリソース管理やワークロード変動への対応が必要になり、インフラ運用の複雑さが増していると説明する。こうした環境では、ヒューマンエラーのリスクも高まりやすいという。
そのうえで同社は、AXgenticWire NPOではエージェンティックAIがこうした運用環境を統合管理し、運用リスクを未然に防ぐとしている。
製造業に適用した場合は、設備や工程でリアルタイムに異常の兆候を検知し、潜在リスクを最小化できるという。金融分野では、取引や認証の過程で中断のない金融IT運用体制の実現につながるとしている。
公共分野でも、国民向けサービスの安定性向上と障害対応力の強化が可能だとした。
SK AXのチャ・ジウォンCAIO(最高AI革新責任者)は「運用全般でAIが先行して対応する仕組みのため、ヒューマンエラーによる障害リスクを最小化できる」とコメントした。
さらに「AXgenticWire NPOの導入により、企業はダウンタイムのない運用体制からアプリケーションサービスまで、AX推進への転換を加速できる。AXの全領域で、運用コスト構造の革新やプロセスの再設計(Rewire)も可能になる」と述べた。