Qualcomm Technologiesは4月2日、韓国・中小ベンチャー企業部が運営するAIスタートアップ支援プログラム「みんなのChallengeAX」に参加し、韓国のスタートアップとの技術協業を進めると発表した。ARグラス、ロボット、AIオンプレミスアプライアンスの3分野で実証と事業化を支援する。
「みんなのChallengeAX」は、大手企業の製品・プラットフォームとスタートアップの技術を結び付け、事業化や販路開拓を後押しするプログラム。バーティカル分野にはQualcommとLG Electronicsが参加する。
Qualcommは、Yujeong System、P&C Solution、Access Labとの連携を通じ、スタートアップを1対1でマッチングしながら3つの課題に取り組む。
具体的には、Qualcomm Dragonwingプロセッサ搭載ボードを活用したロボット制御および自律移動ロボット(AMR)ソリューションの共同開発、ウェアラブル機器向けオンデバイス音声・物体認識モデルの開発、QualcommのNPUアクセラレータカードを基盤とするAIオンプレミスアプライアンス向けサービス基盤の開発を進める。いずれも、産業現場への実装を視野に入れたAI技術の高度化と事業化を目指す。
採択されたスタートアップには、概念実証(PoC)の企画支援に加え、1社当たり最大1億ウォン(約1100万円)の事業化資金を支給する。現業部門とのマッチング、技術開発支援、グローバル展開支援も提供する。Qualcommは、参加企業が自社のデバイスやプラットフォームへの適用可能性を迅速に検証し、市場参入の可能性を高められるとしている。
Qualcomm Koreaのキム・サンピョ社長は、「Qualcommは昨年、Arduino、Edge Impulse、Augenticxなどを買収し、産業・組み込みIoTのポートフォリオを拡充してきた。これに強力な開発者エコシステムを組み合わせることで、AI、エッジコンピューティング、ロボティクスに向けた包括的な新たなアプローチを提示している。今年のバーティカルチャレンジでも、こうした強みに焦点を当て、新たな製品やサービスの創出につなげたい」と述べた。