科学技術情報通信部の看板。写真=科学技術情報通信部

科学技術情報通信部は4月1日、国家AIプロジェクトとして25省庁の52課題を最終採択したと発表した。2025年の補正予算で確保した政府の先端GPU1万基のうち、約3000基を同プロジェクトに配分する。事業の着手時期に合わせ、今月から順次割り当てる。

同日、同部は第6回科学技術関係閣僚会議を持ち回りで開き、「全国家的な人工知能(AI)革新に向けた国家AIプロジェクト選定案」を審議・議決した。国家AIプロジェクトは、各省庁の事業と連携しながら、政府のGPU資源を支援する取り組みだ。

省庁横断で公募した結果、28省庁から計121課題の応募があった。専門家評価や審査委員会、課題別の専門家ヒアリングなどを経て、科学技術関係閣僚会議で最終決定した。

主な採択課題は、ソフトウェア定義車両(SDV)への転換およびAI未来車のエンドツーエンド(E2E)自動運転モデル高度化(産業通商資源部)、産業特化ファウンデーションモデルプロジェクト(科学技術情報通信部)、革新AIスタートアップ戦略技術の商用化およびAX加速プロジェクト(中小ベンチャー企業部)、韓国型AI気象・気候ファウンデーションモデル開発(気象庁)、AI基本医療(保健福祉部)、AI融合コンテンツ制作活性化(文化体育観光部)、北極航路運用に向けた実測ベース統合予測技術開発(海洋水産部)など。

このうち「SDV転換およびAI未来車E2E自動運転モデル高度化」にはB200を304基配分する。認知・判断・制御の全工程を統合した自動運転向け汎用AIファウンデーションモデルの開発や、実道路データに基づく仮想学習環境の構築を進める。

「産業特化ファウンデーションモデルプロジェクト」にはB200を256基配分する。韓国が競争力を持つ製造、ロボット、モビリティなど有望産業向けに特化したAIファウンデーションモデルを開発し、オープンソース化と普及拡大を図る。

「革新AIスタートアップ戦略技術の商用化およびAX加速プロジェクト」にはB200を200基配分する。バイオやエネルギーなど戦略産業向けAIモデルの開発に加え、研究成果の産業適用可能性の実証と商用化を一体で支援する。大企業の大規模言語モデル(LLM)をAIスタートアップに開放し、特定ドメインに最適化したAIソリューションの開発も後押しする計画だ。

「韓国型AI気象・気候ファウンデーションモデル開発」にはB200を128基配分する。超短期降水予測から中期予報、季節予測までをカバーする予測体系の構築を目指す。

「AI基本医療」にはB200を80基配分する。音声による診療要約、画像読影支援、診療情報の要約・生成など幅広い医療分野にAIを適用し、集中的な保健医療AXハブを構築して、病院ごとのAI基盤医療サービスの提供につなげる。

「AI融合コンテンツ制作活性化」にはB200を64基配分する。コンテンツの企画、制作、流通、消費の各段階にAIを導入し、実証を通じて制作効率を高めるほか、コンテンツ実装に適したモデル開発を進め、コンテンツAX産業を支援する。

「北極航路運用に向けた実測ベース統合予測技術開発」にもB200を64基配分する。北極の海氷や気象変化を分析し、安全で効率的な航路運用に向けたベンチマークを策定する。衛星観測データと気候モデルを統合した「フルスケール・マルチモーダル北極ファウンデーションモデル」を集中的に学習させ、統合予測技術の高度化を図る方針だ。

科学技術情報通信部は、課題ごとの着手時期に合わせて今月からGPUを順次配分する。着手が遅れる課題で生じる遊休資源については、国家AIコンピューティング資源支援ポータルを通じて産学研の短期需要を常時受け付け、支援に充てる。

配分したGPUは毎月利用状況を点検する。利用実績が計画を下回る場合や、目的外利用、利用率の低下が確認された場合には、資源を回収して再配分する方針だ。

ペ・ギョンフン副首相兼科学技術情報通信部長官は「官民のAI革新需要を継続的に把握し、政府が確保したGPU資源が適材適所に配分されるよう総力を挙げる」と述べた。

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