写真=Nexonとロッテワールドがロッテワールド・アドベンチャー「Magic Island」に設けた「MapleStory」常設エリア「Maple Island」

Nexonは4月3日、ソウル・蚕室のロッテワールド・アドベンチャー屋外エリア「Magic Island」東側に、「MapleStory」のIPを活用した常設エリア「Maple Island」を開業する。開業を前にした4月1日には、報道陣向けの事前体験会を開いた。

敷地は約600坪。ゲーム内の地域やキャラクターをモチーフに、アトラクション、グッズ販売、飲食を一体で展開し、「MapleStory」の世界観をオフライン空間に落とし込んだ。

エリアに入ると、石村湖の桜に隣接した屋外空間が広がる。全体はピンクを基調とした色使いでまとめられ、作品の雰囲気が春の景観になじむ構成となっている。個別施設ごとの演出にとどまらず、屋外エリア全体をひとつのテーマで統一した。

Nexonが短期のポップアップではなく常設施設を選んだのも、こうした狙いがあるためだ。20年以上続く長寿IPである「MapleStory」に、オフラインでも継続的に接点を持たせる構想を、空間設計に反映した。

Maple Islandは、「MapleStory」の人気エリアであるヘネシス、ルディブリアム、アルカナをモチーフに構成した。新設3種、リニューアル1種の計4種のアトラクションに加え、グッズショップ「Maple Store」、飲食エリア「Maple Sweets」を設ける。

コンセプトは「現実になるMapleStory」。来場者がアトラクションを楽しみながら隠しクエストをこなし、物語の主人公になったような体験を味わえるようにした。

中心となるのは、ファミリー向けローラーコースター「Stone Express」だ。ヘネシスを舞台に、散らばった石の精霊を探す設定で、Maple Island全体を2周するコースとした。ファミリー向けをうたいつつ、実際の走行は想像以上にスピード感がある。

待機列にはキャラクターの造形物や、ゲームをテーマにした大型メディアアートを配置した。待ち時間も含めて世界観を体験できるようにしている。

ルディブリアムを背景にした「Eos Tower」は、タワー型アトラクション。頂上には「MapleStory」を代表するキャラクター、ピンクビーンのオブジェを設置した。乗車後は、頂上から石村湖とMagic Island一帯を見渡せる。

玩具の兵隊とともにブロックパスを倒しながら頂上を目指す設定を取り入れ、アトラクションの動きに作品の物語性を重ねた。

アルカナをモチーフにした「Arcana Ride」は、精霊の木に生命力を吹き込む物語を取り入れた回転型アトラクションだ。乗車エリアでは「精霊の歌」を流し、テーマ性を強めた。外観は穏やかな回転遊具に見えるが、実際にはドリフト感のある動きがあり、意外性のある体験を打ち出す。

既存アトラクション「Gyro Spin」も、Maple Islandのコンセプトに合わせてリニューアルした。中央にピンクビーンの造形物を置き、高速回転に上下左右の動きを組み合わせた仕様とした。新設アトラクションの追加だけでなく、既存施設も世界観に組み込み、エリア全体で統一感のある体験を提供する。

Maple Islandの特徴は、体験をアトラクションだけで終わらせない点にある。「Maple Store」では、「Eos Towerドリンクボトル」「Stone Expressピンクビーン・キーリング」「ルーン・ミニゲーム・キーリング」「石の精霊マジックワンド」などを販売する。単なるキャラクターグッズではなく、現地のアトラクションを想起させる商品構成とした。

「Maple Sweets」では、「ピンクビーン・ワッフル」「メープルリーフポテト&スラッシュ」「ハニーバター・メープルポップコーン」など、作品をテーマにしたメニューを提供する。アトラクション体験の後に、グッズ、飲食へと回遊できる導線を設計した。

屋内空間を含むシーズン施策も並行して展開する。Nexonとロッテワールドは3月14日から、ロッテワールド・アドベンチャー全域でシーズンフェスティバル「MapleStory in Lotte World」を開催しており、6月14日まで約3カ月間続く。

屋内エリア「勇者募集ゾーン」では、QRコードを使って自分の「MapleStory」キャラクターを呼び出したり、新たにカスタマイズしたりできる。「消えたピンクビーンを探せ!」フォトゾーンも設けた。

夜間には、マジックキャッスルを「MapleStory」仕様で演出するシーズンキャッスル・マッピングを上映する。4月末からはパレードに「MapleStory」のキャラクターとダンサーを加え、人気キャラクターとのフォトタイムも新設する。

QRコードを活用したキャラクター連動やオンラインイベント要素も盛り込んだことで、今回の協業は単なるオフライン体験にとどまらない構成となった。遊園地への来場をゲームへの接続につなげ、ゲーム体験を再び現地来場へ戻す循環を狙う。

Maple Islandは、20年以上続くゲームIPをオフラインでも継続的に機能させる試みといえる。これまで主にゲーム内で消費されてきた「MapleStory」のIPを、遊園地という大衆向けの空間へ広げる取り組みが本格的に動き始めた。

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