BNK Financial Groupは4月1日、傘下の釜山銀行と慶南銀行で「退職年金債券売買サービス」を開始したと発表した。銀行業界で初めて、モバイルバンキングアプリを通じた債券売買に対応した。
対象はDC型とIRPの加入者。モバイルバンキングアプリから国債と地方債を直接購入できるようにした。預金偏重になりがちな退職年金運用の選択肢を広げる狙いがある。
取り扱う商品は、退職年金の長期運用を踏まえ、5年・7年満期の国債と地方債を中心にそろえた。満期まで保有することを前提に、安定的な利息収入を見込みやすい構成とした。
顧客保護を重視した売買プロセスも導入した。市場金利の変動に伴う価格リスクや、中途売却時に元本割れが生じる可能性について、利用者が十分に認識できるよう、重要事項を顧客自身が入力して確認する手順を設け、慎重な投資判断を促す。
国債については制度上、積立金の全額投資も可能だが、同行は内部基準に基づいて投資比率を管理する仕組みを設けた。過度な集中投資や潜在的な損失リスクをあらかじめ抑えるためだ。
釜山銀行・慶南銀行のWM/年金グループ長(副頭取)を務めるチェ・ジェヨン氏は、「国債と地方債は、既存の退職年金商品の枠を広げる新たな投資手段だ」とコメントした。そのうえで、「安定運用の方向性を維持しながら、追加収益の機会を確保できる選択肢になる」と説明し、今後も実質利回りの向上を重視しながら、顧客本位の商品・サービスを継続的に拡充していく考えを示した。
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