Dogecoin(DOGE)でネットワーク活動の改善が鮮明になっている。アクティブアドレスは直近1週間で28%増え、取引所からの純流出も確認された。ただ、価格は同期間に下落しており、相場の戻りは限定的だ。ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが3月31日(現地時間)、こうした動きを伝えた。
市場アナリストのアリ・マルティネズ氏はX(旧Twitter)への投稿で、Dogecoinのアクティブアドレスが5万7000から7万3000に増加したと明らかにした。アクティブアドレスは、一定期間にネットワーク上で動きがあったユニークアドレス数を示す指標だ。
オンチェーン分析企業CoinGlassによると、直近7日間でDOGEの取引所流出は現物ベースで5億4128万ドルに達した。一方、流入は4億8130万ドルで、差し引き約6000万ドルの純流出となった。流出分は自己管理ウォレットに移されたとみられる。
もっとも、こうしたオンチェーン指標の改善は価格の反発には結び付いていない。アクティブアドレスが増えた同じ期間に、Dogecoinの価格は2.55%下落した。
テクニカル面では、4時間足で下降三角形が続いているとの見方が出ている。このパターンは1月末の高値0.127ドル以降に形成され、上値は切り下がる一方で、下値は0.086ドル近辺で支えられているという。
マルティネズ氏によると、Dogecoinは2月15日の0.117ドル、3月17日の0.104ドル、3月25日の0.0979ドルで付けた高値がいずれも上値抵抗線に重なったが、突破には至らなかった。同氏は以前、この水準を上抜ければ29%規模の値動きにつながる可能性があると指摘していた。
オンチェーン指標だけを見れば、Dogecoinネットワークの活動は持ち直している。アクティブアドレスの増加と取引所からの純流出は、投資家が資産を外部ウォレットに移し、売り圧力が和らいでいる可能性を示す材料と受け止められる。ただ、現時点では価格がそれに追随できておらず、地合いはなお弱い。
目先の焦点は、Dogecoinが下降三角形の上値抵抗を明確に上抜けられるかどうかだ。逆に、0.086ドル近辺の下値支持線を割り込めば、ネットワーク活動の改善にもかかわらず、相場が一段安を織り込む展開となる可能性がある。