「XREAL 1S」 写真=DigitalToday

XREALは4月1日、独自開発のプロセッサ「X1」を搭載したARグラス新製品「XREAL 1S」を韓国で発表した。グラス単体で2D映像をリアルタイムに3Dへ変換できる機能を備え、アーリーアダプター中心だったARグラスの裾野を一般ユーザーへ広げる考えだ。

XREAL Koreaは同日、ソウル市江南区のレッドボタン・カルチャーステージで記者懇談会を開き、「XREAL 1S」を公開するとともに、韓国での事業戦略を説明した。

「XREAL 1S」の最大の特徴は、グラス単体で2D映像をリアルタイムに3Dへ変換できる点だ。X1が映像をリアルタイムに解析し、その場で3D映像へ変換する。

これにより、映画に加え、YouTubeや動画配信サービスのコンテンツも端末側で3D表示できる。専用の3Dコンテンツを別途購入しなくても、立体映像を楽しめるとしている。

従来のARグラスで課題とされてきた映像酔いへの対策も盛り込んだ。一般に、頭の動きに合わせて画面が追従すると、違和感や酔いを招きやすいとされる。

XREALは、映像を一定位置に固定して表示できるネイティブ3DoF機能を採用し、この課題の改善を図ったとしている。

本体にはOSD(On-Screen Display)メニューも搭載した。明るさや表示モード、画面サイズ、電子調光、3D切り替え、リフレッシュレートなどの主要設定を、グラス側で直接操作できる。

表示性能では120Hzのリフレッシュレートと3msの低遅延に対応した。専用アプリを追加でインストールせずに利用できる点も特徴としている。

ディスプレイにはソニー製の0.68インチマイクロOLEDパネルを採用し、解像度は1200p、輝度は700nit。視野角(FOV)は52度とした。

アスペクト比は16:18、21:9、32:9のウルトラワイド表示をグラス単体で切り替えられる。音響面ではBOSEと協業した4基のスピーカーを内蔵した。重量は82gで、長時間の装着負担も抑えたとしている。

韓国での販売価格は65万ウォン。NaverスマートストアのXREAL公式ストアで販売し、その後はCoupangとTossショッピングにも販路を広げる予定だ。無償保証期間は1年。

XREAL Koreaは2020年設立。ローカライズ戦略を軸に韓国市場の開拓を進めており、同社は韓国のARグラス市場で販売首位だと強調した。

XREAL Koreaの関係者は、「シンプルなユーザー体験が重要だ。単なる製品販売にとどまらず、体験を完成させるサービスを提供していく」と述べた。

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