XRPは3月17日(現地時間)に1.6ドルまで上昇した後に失速し、足元では1.3ドル台で軟調な値動きが続いている。ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」は3月31日、市場データを基に、XRPがエリオット波動上の5波動による下落局面にあり、当面の底値圏に向かう可能性があると伝えた。XRPは直近高値の1.6ドルから17.5%下落し、年初来では28.49%安となっている。
市場アナリストのカシ(Casi)は、足元のXRP相場について、一貫した下落トレンドが続いているとの見方を示した。下落ペースは緩やかなものの、方向感そのものに変化はなく、これまでの反発局面も大勢を変えるには至っていないという。戻りの鈍さが目立ち、買いは明確なモメンタムを欠いたまま、地合いは弱気に傾いていると分析した。
カシが特に問題視しているのは、反発局面の弱さだ。XRPは反発のたびにフィボナッチ・リトレースメントの0.382水準近辺で上値を抑えられてきたという。3月17日に1.6ドルを付けた後、同日中に1.49ドルまで下落。その後は持ち直しを試したものの、1.53ドル近辺の0.382水準で再び抵抗を受けた。
さらに、3月17日には1.5410ドル、翌18日には1.5418ドルまで戻したが、いずれも定着できず、追加下落につながったとしている。
短期的には、売り圧力が一段と強まる可能性もある。カシは直近で売りシグナルが強まっているとし、これまでの緩やかな下落が加速する可能性を指摘した。XRPは現在、1.31ドル前後での推移となっているが、この水準は今後の抵抗帯として意識されるウェーブ4の高値と重なるとみている。
このため、1.31ドルを明確に下回った場合、下落のスピードと勢いが増す可能性があるという。
下落シナリオとしては、エリオット波動に基づく5波動構成が想定されている。XRPは3月17日の1.6ドルを起点に下落に転じた後、5段階の波動を形成しているという見立てだ。第1波では3月23日に1.36ドルまで下落し、第2波では同日に1.46ドルまで短期的に反発したが、上昇は続かなかった。
現在は、下落局面で最も値幅が出やすい第3波に入っている可能性があり、フィボナッチ拡張の1.618水準と重なる1.07ドル付近まで下げる余地があるとみられている。その後の第4波では、1.22ドルから1.31ドルのレンジで反発するシナリオが想定されている。内訳は1.22ドルがフィボナッチ0.328水準、1.31ドルが同0.618水準に当たる。
最後の第5波では、0.8621ドルが底値候補として挙げられている。カシはこの価格帯について、現在の下落トレンドの最終的な底となる可能性があるとの見方を繰り返し示している。
また、この5波動構造は、2025年末の市場下落後に進行してきた、より大きな調整波である「修正波2」の一部に当たるとの説明もある。全体の見通しは変わっておらず、XRPは明確な底打ちを確認する前の最終的な下落局面に向かっているというのが今回の分析だ。
市場の関心は、XRPがこの5波動による調整を完了し、実際に底打ちを確認できるかに移っている。目先は1.31ドル水準に加え、その後に示された下方の支持帯で買いが入るかが焦点となる。こうした調整過程を経て初めて、本格的なトレンド転換への期待が強まる可能性がある。