写真=Bitdeer

Bitdeer Technologies Groupは、ノルウェーで最大級となるAIデータセンターの開発に乗り出す。子会社のTidal Data Center(TDC)は3月31日、ノルウェーのData Center Installations(DCI)とAI向け施設の建設契約を締結した。総電力容量は180メガワット(MW)を見込み、2026年12月の完成を目指す。

ブロックチェーンメディアのCoinpostによると、今回の計画では、TDCの既存施設をNVIDIAの次世代AIプラットフォーム「Vera Rubin」への対応を視野に入れたコロケーション型AIデータセンターへ転換する。DCIは、この方針に沿って施設を整備する。

Bitdeerは、施設が完成すれば、稼働中のAIデータセンターとしてノルウェー最大級となり、設備規模でも欧州最大級になるとの見通しを示した。

同社は今回の投資を、AIデータセンター需要の拡大に対応するグローバル戦略の中核に位置付ける。TDCのホーコン・ブリニ会長兼共同創業者は、「今回の開発・改修は、急増するAIデータセンター需要に応えるBitdeerのグローバル戦略の要だ」とコメントした。

その上で、「既存の事業基盤をAI機器を収容できる施設へ転換することで、資本効率を維持しながら成長を続けられる」と強調した。

DCIも、事業運営面でのメリットを訴求する。DCIのビョルン・アルベ・オルセン共同創業者は、「プロジェクトの規模と進め方によって、コストと工程の見通しを立てやすくなり、管理精度も高められる」と述べた。

DCIはデータセンターインフラに特化した専門請負企業で、2025年にスウェーデンの空調・電気・インフラ企業Sparc Group傘下に入った。

BitdeerのAIシフトは資金運用にも表れている。同社は先月、データセンター拡張資金に充てるため、保有していたBitcoin約1132.9BTCをすべて売却した。

一方で、ジハン・ウー会長兼CEOは当時、「現在の保有量がゼロだからといって、今後もそうであるとは限らない」と述べ、Bitcoinを再び保有する可能性も示唆していた。

同社は暗号資産マイニング事業も並行して進めている。今月には、複数のアルトコインを採掘できる自社開発のマイニング機器「SEALMINER DL1 Air」を公開した。

Litecoin(LTC)、Dogecoin(DOGE)、Pepecoin(PEPE)などに対応し、世界のマイナー向けに高品質で信頼性の高い製品とサービスを提供するとしている。

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