写真は展示会の様子(Messe Muenchen提供)

Messe Muenchenは4月1日、インド・ベンガルールで電子部品展「electronica India」と電子製造機器展「productronica India」を9月16〜18日に同時開催すると発表した。

両展示会は2000年に創設され、毎年同時開催している。2025年は29カ国から733社が出展し、来場者は5万人超、展示面積は5万5000平方メートルに達した。同社は、インドの電子産業バリューチェーン全体が集まる展示会として位置付けている。

electronica Indiaでは、半導体デバイス、組み込みシステム、センサー、電源管理部品、プリント基板(PCB)、電子機器受託製造サービスなどを紹介する。productronica Indiaの主な展示分野は、表面実装技術(SMT)、PCB製造、電子部品組立、検査、測定機器、生産自動化装置だ。両展の同時開催により、部品調達から生産設備までを一括して確認できる。

開催地のベンガルールは、インド南部カルナータカ州の州都で、近年は同国の電子産業の中核拠点として存在感を高めている。Intel、Qualcomm、NVIDIA、Texas Instrumentsなど、400社を超えるグローバル企業の研究開発センターが集積しているという。

カルナータカ州はインド全体の電子設計・生産の40%を担い、同国の電子部品企業の半数が拠点を置く。ファブレス半導体企業も100社以上が活動しているとされる。

インドの電子製造市場は、2026年に3000億ドル規模に達する見通しだ。一方で、高精度電子部品、半導体の検査・測定装置、PCB素材、生産自動化装置などの分野では、国内供給の不足が目立つとしている。

世界のメーカーが中国依存を引き下げる「China+1」戦略を進めるなか、インド国内の製造能力強化に向けた装置、素材、部品の需要も拡大しているという。

Messe Muenchenの関係者は「政府の生産連動型インセンティブ(PLI)制度、グローバルサプライチェーン再編、AI需要の拡大が重なり、インドの電子産業は構造的な成長局面に入った。その潮流が最も色濃く表れているのがベンガルールだ」と説明した。

そのうえで「インドでの展示会参加は、単なる出展にとどまらない。いま構築する関係が、今後数年の受注を左右する可能性がある」と述べた。

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