MegazoneCloudは3月31日、企業向けAI OS「AIR Studio V2」の提供を開始した。AIの開発から実行、ガバナンスまでを一元管理できる基盤として、PoC止まりで全社展開に進めない企業の「AIキャズム」の解消を支援する。
同社は、企業がAIを安全かつ一貫した基準で運用できる基盤の提供を目指す。AIR Studio V2は、そうした課題に対応するための統合プラットフォームとして提供する。
同社によると、AIR Studio V2は「Studio」「AI Assistant」「Admin Console」の3つで構成する。
「Studio」は、社内データをAIが活用可能な知識資産に変換し、AIエージェントの作成や既存システムとのオーケストレーションを通じて、業務ワークフローの構築を支援する。
「AI Assistant」は、利用者の自然言語による指示を理解し、複雑な業務を実行するエージェント基盤の実行モジュール。「Admin Console」は、企業が生成AI活用全体を管理・統制するための統合管理コンソールだ。
同社は、AIR Studioがこれらの機能を統合し、AIガバナンスフレームワーク「TRUST」を基盤として、AI運用におけるセキュリティ、コスト、ポリシーを中央で一元管理するコントロールタワーの役割を担うとしている。
TRUSTは、Traceability(追跡性)、Regulation(規制管理)、User Access(アクセス制御)、Standardization(標準化)、Tooling(運用ツール化)の5つを中核価値とするAIガバナンスフレームワーク。企業におけるAIの安定的な全社展開を支援するという。
MegazoneCloudのコン・ソンベCAIOは「クラウド導入の初期段階で、企業はセキュリティや権限、コスト管理の基準をあらかじめ整備することで全社展開を進めてきた。AIでも、無秩序な活用に先立ち、体系的な運用基準と統制環境を整えることが重要だ」とコメントした。
その上で「AIR Studio V2は単なるAIツールではなく、企業のAI運用全体を支えるAI OSだ。より多くの企業がAIを安全かつ一貫した形で全社的に運用できるよう、機能の高度化を継続していく」と述べた。