フードデリバリーサービス「Baemin」を運営するWoowa Brothersは3月31日、リユース容器の利用促進や「スプーン・フォーク不要」設定の活用拡大を柱とするプラスチック削減キャンペーンを4月から通年で実施すると発表した。飲食店の負担軽減と使い捨て資材の削減を同時に進める狙いで、リユース容器サービスの展開地域も拡大する。
背景には、使い捨てプラスチック容器やスプーン、フォークの価格上昇と供給不安がある。Woowa Brothersは、不安定な中東情勢の影響で関連資材の調達環境が悪化する可能性を踏まえ、環境対応と店舗負担の軽減を両立する施策として今回のキャンペーンを打ち出した。
まず4月22日のアースデイに合わせ、「スプーン・フォーク不要」設定の利用を促すキャンペーンを実施する。期間中、同設定をオンにした状態で注文した利用者を対象に、抽選でクーポンを付与する。
Baeminはこの機能を2019年に導入した。Woowa Brothersによると、2025年の使用削減効果は約383億ウォン相当に上った。2019年4月から2025年12月までの累計では、使い捨てスプーン・フォークの削減数は約102億個に達したと推計している。
リユース容器サービスの対象地域拡大も進める。同事業は2022年8月にソウルで始まり、現在はソウル市内20区、京畿道9自治体、仁川、済州の一部地域で展開している。環境関連スタートアップのItgreenと連携し、自治体計画に合わせて2026年上期中にソウル全域や済州・西帰浦などへ広げる方針だ。
2026年上期中には、非首都圏では初となるスマートパッケージングのインフラ整備にも乗り出す。国土交通部と天安市が進める拠点型スマートシティ造成事業の一環で、Baeminはコンソーシアムに参加。天安市にAIカメラを活用したリユース容器の洗浄センターを整備し、忠清圏へサービス地域を拡大する計画だ。
Woowa Brothersのキム・ジュンヒョン サステナブル経営室長は「原油高や配送資材費の上昇で負担が増すなか、Baeminの環境対応の取り組みが飲食店パートナーの負担軽減につながることを期待している」とコメントした。