写真=HandySoft

HandySoftは3月31日、HRテック企業Wanted Labの人事管理(HRM)ソリューション「WantedSpace」事業を譲り受けると発表した。公的機関や大企業向けが中心だった事業構成を見直し、SMB(中堅・中小企業)向けB2B SaaS事業を本格的に拡大する。

両社は、WantedSpaceサービスに関する事業譲渡契約を締結した。HandySoftは今回の譲受を通じて、既存の主力領域だった公的機関・大企業向けに加え、SMB市場への展開を加速する考えだ。

WantedSpaceは、勤怠管理、電子決裁、電子契約、HRデータ管理などの機能を備え、人材・組織運営を支援する統合型HRMソリューション。HandySoftは、自社の強みである電子決裁システムとWantedSpaceのHRデータベースを組み合わせ、企業の業務プロセスを一元的に管理できる基盤の構築を目指す。

これを足掛かりに、SMB顧客の取り込みに加え、高度な勤怠管理や決裁機能を求めるエンタープライズ市場にも事業領域を広げる方針だ。

事業譲渡後も両社は協力関係を維持する。HandySoftがWantedSpaceの運用と高度化を担い、Wanted Labとは戦略的パートナーシップを通じて相乗効果の創出を目指すとしている。

HandySoftは今回の譲受を機に、グループ企業との連携も強化する。Polaris Officeの法人向け文書ソリューションと組み合わせ、AIベースの文書作成・協業機能を提供するほか、Polaris Cloudのクラウド基盤を活用し、グローバルな協業ツールとの連携も強める計画だ。

人事管理、電子決裁、文書作成、協業、クラウド基盤を単一プラットフォームに統合し、オールインワンの業務環境を実現する構想も掲げた。Microsoft TeamsやOutlookなどのコラボレーションツール、Jiraなどのプロジェクト管理ソリューションとの連携を通じて、業務効率の向上を図る。

HandySoftの代表は、「約1万5000社の企業顧客を通じて検証されたWantedSpaceと、グループが保有する技術・インフラを組み合わせ、市場に実質的な価値を提供する」とコメントした。その上で、「単なる機能統合ではなく、企業に不可欠な業務を一つのエコシステムにつなぐオールインワンプラットフォームとして、『仕事の未来』を示していく」と述べた。

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