写真=Sony

Sonyは、CFexpressとSDメモリーカードの受注を一時停止した。AIデータセンター向け需要の拡大を背景にNANDフラッシュの需給が逼迫し、必要な部材の調達が難航しているためだ。TechZineは30日(現地時間)、報じた。

受注停止の対象は、CFexpress Type A、CFexpress Type B、SDXC/SDHCメモリーカード。

これらの製品は主にデジタルカメラ向けで、エンタープライズSSDにも使われるTLC 3D NANDを採用している。

AIの学習・推論処理では、GPUサーバー間で高速なデータ転送が求められる。このため、HDDより高速なエンタープライズSSDの需要が拡大している。

TechZineによると、NANDメーカーは収益性の高いエンタープライズ市場への供給を優先しており、コンシューマー市場向けの供給優先度は下がっているという。

Micronも昨年12月、コンシューマー向けSSDとRAMを展開していたCrucialブランド事業から撤退し、軸足をエンタープライズIT分野に移した。

フラッシュコントローラーメーカーPhisonの最高経営責任者(CEO)はこれに先立ち、NAND不足が2026年までに小規模なコンシューマー家電メーカーを操業停止に追い込む可能性があると警告していた。

Sonyは受注再開の時期を明らかにしていない。再開には、NANDの供給能力がコンシューマー市場にも十分行き渡る水準まで拡大することが前提になるとみられる。業界では、状況の改善は2027年末から2028年にかけてになるとの見方が出ている。

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