写真=Shutterstock/XRP投資では、保有量より分割利確を含む売却戦略が重要とされている

XRP投資では、保有量そのものよりも、強気相場での売却戦略が収益を左右するとの見方が広がっている。1000XRPのような比較的小さな保有でも、利確の進め方次第で投資成果は大きく変わるという指摘だ。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicは28日(現地時間)、YouTubeクリエイターのBULLRUNNERSが1000XRPの保有例を挙げ、少額投資でも一定の成果は見込めると主張したと報じた。1XRP=約1.36ドルを前提にすると、1000XRPは約1360ドルに相当する。もっとも、強気相場では値上がりそのものより、どの局面で売却するかによって収益は大きく変わるとしている。

同氏の分析では、XRPの価格見通しを3つのシナリオに分けている。現実的な水準とする「保守的レンジ」は5〜25ドル。この価格帯に達すれば、1000XRPの評価額は数千ドル規模に膨らみ、元本回収や負債返済、手元資金の確保といった実務的な資金改善につながる可能性があるという。

次の「中間シナリオ」では30〜50ドルを想定する。機関投資家の参入拡大に加え、暗号資産市場全体の強気相場が重なった場合に視野に入る水準と位置付けた。XRPが国際決済・送金インフラとしての存在感を高め、大規模な資金流入が進めば現実味が増すとの見立てだ。

一方で、コミュニティでしばしば取り沙汰される100ドル超の「ムーンショット」シナリオについては、短期的な実現可能性は低いとみている。仮にXRPが100ドルに到達した場合、時価総額は6兆1000億ドル(約915兆円)規模となり、NVIDIA、Google、Appleなど世界の主要テクノロジー企業を上回る水準に膨らむためだ。

今回の論点は、価格予想そのものより、どのように利確するかにある。個人投資家の中には、相場上昇時に売却のタイミングを逃して保有を続け、下落局面で利益の大半を失う「ラウンドトリップ」を繰り返すケースがあるとの指摘も出ている。

このため、一定の価格帯ごとに利益を確定していく分割利確が有効だとされる。目標価格に達するたびに一部を売却して元本を回収し、残りの保有分で追加上昇を狙う手法で、リスクを抑えつつ上値余地も残せるという。

あわせて重要なのは、感情に左右されず、あらかじめ決めた価格帯で機械的に売却することだ。過大な目標価格を設定したり、さらなる上昇期待に頼りすぎたりすると、利確の好機を逃しやすいとみている。

要するに、焦点はXRPがどこまで上がるかではなく、強気相場の中で事前に定めた出口戦略を実行できるかどうかにある。値動きの大きい暗号資産では、保有量以上に戦略の有無が投資成果を左右するとの認識が強まっている。

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