韓国情報通信技術協会(TTA)は3月30日、AIモデルの信頼性確保とデータ保護に向け、AIセキュリティ標準化を担う専任プロジェクトグループ「PG507」を設置したと発表した。
PG507は、AIシステムの情報保護、個人情報保護、セキュリティ評価に加え、生成AIやエージェンティックAIのセキュリティ技術を重点分野とし、国内外の標準開発を進める。
近年、AIは単純な自動化の枠を超え、生成AIを軸に急速に高度化している。自動運転車のリアルタイムな環境認識と判断、個別最適化した教育コンテンツの生成、知能ロボットの制御など、幅広い産業分野で活用が広がり、新産業の創出を後押ししている。
一方で、AI技術の活用拡大に伴い、悪用によるサイバー犯罪や個人情報侵害といったリスクも高まっている。TTAは、モデル窃取、プロンプトインジェクション、敵対的攻撃など新たな脅威への対応に加え、各国のAI関連法規制も踏まえたAIセキュリティ標準の整備を進める方針だ。
ソン・スンヒョンTTA会長は「今回のプロジェクトグループは、AI産業の育成と技術の信頼性確保に向けた標準化基盤の整備に寄与する」としたうえで、「国内外のAI標準化機関との連携を通じて、韓国の優れた技術を国際標準に反映する土台になることを期待している」と述べた。
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