Dell Technologiesは3月30日、オンデバイスAI性能を強化し、ハイブリッドワーク環境に最適化した法人向けクライアント製品群「Dell Pro」の新製品10製品を発表した。
今回のラインアップには、ノートPC4機種、モニター3機種、ワイヤレスキーボード・マウスのセット2機種、指紋認証対応マウス1機種が含まれる。
PC製品の中核となるのが「Dell Pro 14 Premium」だ。重量1.15kgの超軽量ボディを採用したハイエンド法人向けノートPCで、Intel Core Ultraシリーズ3(Panther Lake)を搭載する。50TOPSのNPUを備え、CopilotなどのAIアシスタントや大容量データ処理をオンデバイスで実行できる。
本体の厚さは16.78mmで、前世代比で最大7%薄型化した。2026年上半期にはTandem OLEDディスプレイのオプション追加も予定する。発売日は3月31日。
超小型デスクトップの「Dell Pro 5 Micro」は、1.2Lの筐体にモバイル向けPanther Lake CPUを搭載した。最大64GBのDDR5メモリ、7200MT/sの高速動作をサポートする。最大100W対応のUSB Type-Cポートを備え、電源アダプターを別途用意せずに運用できるため、省スペースなワークスペースに適するという。
発売は3月末を予定する。メインストリーム向けノートPCの「Dell Pro 3」「Dell Pro 5」「Dell Pro 7」は5月に投入する。
セキュリティ面では、全ラインアップに量子耐性を備えたBIOSを採用し、ランサムウェア対策ソリューション「Halcyon」を標準搭載した。あわせて、業界初をうたうクラウドベースのIntel vProプロビジョニングに対応し、IT管理者が端末を遠隔で一括配備・管理できるゼロタッチ管理環境も整えた。
周辺機器では3製品を同時発表した。「Dell Pro 7 Slimキーボード・マウスセット(KM726)」は、16個のプログラマブルキーと6K DPIのマウスセンサーを備えたフルサイズのコンボ製品。
「Dell Pro 7 Rechargeable Compactキーボード・マウスセット(KM746)」は、スーパーキャパシター技術を活用した「ターボチャージ」が特徴だ。5秒の充電で終日使え、5分間のフル充電ではキーボードを最大3カ月、マウスを最大1.5カ月利用できるとしている。
「Dell Pro 5 有線指紋認証ESSマウス(MS526C)」は、Windows Helloと連携する指紋認証センサーを搭載し、パスワード入力なしで安全にログインできるESS(Enhanced Sign-In Security)技術に対応した。キーボード・マウスの2製品は4月までに順次発売し、ESSマウスは年内発売を予定する。
Dell Technologies Koreaのキム・ギョンジン総括社長は、「AI時代において法人向けPCは、単なる業務ツールを超え、ビジネス革新の中核プラットフォームへ進化している」とコメント。「IT部門が求める厳格なセキュリティ・管理要件を満たしながら、現場担当者が好むスリムで最新のハードウェアを制約なく導入できるよう設計した」と述べた。