MegaZone Cloudは3月30日、日本のAIアバター企業AVITAと、フィジカルAI分野の事業モデルを共同開発すると発表した。両社はAIアバターと自律型ロボットを連動させたサービスの開発を進め、小売や流通、金融、公共など幅広い産業分野への展開を目指す。
両社はこのほど、ソウル市ヨクサム洞のMegaZone Cloudオフィスで、フィジカルAI事業モデルの共同開発に向けた戦略的パートナーシップ契約を締結した。
今回の協業では、MegaZone Cloudのクラウド・AI基盤と、AVITAのAIアバター技術を組み合わせる。これにより、自律型ロボットと連動するフィジカルAIサービスを開発し、さまざまな産業現場への導入を進める方針だ。
自律型ロボットは、あらかじめ設定された動作を繰り返す従来型ロボットとは異なり、AIが周囲の状況を認識し、自律的に判断・行動するロボットを指す。AVITAは、ヒューマノイド研究で知られる大阪大学のイシグロ・ヒロシ教授が2021年に設立したAIアバターソリューション企業だ。
MegaZone Cloudは、AI対応クラウドインフラと国内外の営業ネットワークを生かし、AVITAの顧客応対サービス「AVACOM」と教育サービス「AvaTraining」を自律型ヒューマノイドと連動させたフィジカルAIサービスの開発と事業拡大を支援する。AVITAはAIアバター技術を軸に、サービスの高度化を担う。
想定する活用先としては、小売店舗の無人レジ、百貨店の顧客案内、保険相談業務向けの教育などを挙げる。今後は金融・公共分野など主要産業にも協業範囲を広げる考えだ。
MegaZone Cloudのヨム・ドンフン代表は「当社はクラウドとAIの領域で、新たな技術の可能性を素早く検証しながら市場を広げてきた。AVITAとの協業を通じて、フィジカルAIベースの顧客応対サービスを実際の現場に展開し、企業の案内・相談業務をより高度なAIサービスへ進化させたい」とコメントした。
AVITAのショウゴ・ニシグチCOO兼CFOは「グローバルクラウド市場で存在感を持つMegaZone Cloudと提携できたことをうれしく思う。イシグロ・ヒロシ教授の哲学を反映したAIアバター技術を通じて、韓国をはじめグローバル市場で新たなコミュニケーション価値を創出していく」と述べた。