Ethereum(写真=Shutterstock)

GnosisとZKは、フランス・カンヌで開催されたETHCC(Ethereum Community Conference)で、Ethereum経済圏「EEZ」構想を発表した。ロールアップ間の分断解消を狙う取り組みで、The Blockが29日(現地時間)に報じた。

EEZは、Ethereum Foundationが資金支援するイニシアチブ。ロールアップがEthereumメインネットや他のロールアップと、単一トランザクションで同期的に接続できるフレームワークの構築を目指す。

EEZに接続したロールアップ上のスマートコントラクトは、Ethereumメインネットに直接デプロイされた場合と同様に、メインネットや他のEEZ対応ロールアップのコントラクトを呼び出せるという。基軸となるガス(ガストークン)はEther(ETH)に統一し、専用ブリッジを別途用意する必要がない構成とした。

発表の場では、Gnosis共同創業者のフリデリケ・エルンスト氏と、ZK創業者のジョルディ・バイリナ氏が構想を説明した。エルンスト氏は「Ethereumにスケーラビリティの問題はない。あるのは分断の問題だ」と述べ、「独自の流動性プールやブリッジを抱えたレイヤー2が増えるたびに、サイロ化したエコシステムが広がる」と指摘した。

EEZの普及促進に向けては、任意団体「EEZ Alliance」も発足する。創設メンバーには、分散型金融の融資プロトコルAave、ブロックビルダーのTitanとBeaver Build、実物資産プラットフォームCentrifuge、トークン化株式プロジェクトxStockが名を連ねる。

もっとも、EEZが狙う相互運用性の領域は競争が激しい。Ethereum Foundationのアカウント抽象化チームは2025年11月、レイヤー2エコシステムを単一チェーンのように見せる相互運用レイヤーを発表している。OptimismのSuperchainやPolygonのAgglayerも、それぞれクロスチェーン戦略を進めている。

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