XRPは足元で反発しているものの、チャート形状やデリバティブ、オンチェーンの各指標からは、なお下落継続を警戒する見方が出ている。
ブロックチェーンメディアのBeInCryptoは28日、XRPが短期的に持ち直している一方で、テクニカル面ではベアフラッグを形成している可能性があると報じた。27日には安値1.31ドルから約3%反発し、1.35ドルを回復したが、持続的な上昇というより下落トレンド中の戻りにとどまるとの見方だ。
12時間足チャートでは、17日の1.60ドルから27日の1.31ドルまで約18%下落した後、小幅な反発で旗型の上昇チャネルを描く展開となっている。ベアフラッグは一般に下落トレンドの継続を示すパターンとされ、下方ブレイクした場合は、旗竿に相当する値幅分だけ一段安となりやすい。記事では、このパターンが下放れすれば1.08ドルまで下落する可能性があると指摘した。
モメンタム指標のRSI(相対力指数)も弱気シグナルを示している。2月6日から3月28日にかけての12時間足では、価格が戻り高値を切り下げる一方、RSIは高値を切り上げており、隠れ弱気ダイバージェンスが確認された。これは反転上昇よりも、既存の下落トレンドが続く可能性を示すという。
デリバティブ市場でも、強気材料とは言いにくい動きが見られる。XRPのオープンインタレストは反発局面で7億3772万ドルから7億5921万ドルへ2.9%増加した。資金調達率も-0.011%から-0.003%へ改善し、ロングポジションは増えたが、ベアフラッグ形成中の建玉増加は、新規ロングの清算リスクを高める要因になり得る。
一方、現物市場では長期保有者の保有量が減っている。Glassnodeによると、3月19日から25日にかけて1億2380万XRP水準を維持していた純ポジション変化は、25日以降に1億2297万8000XRPへ減少した。約825万XRP(3.47%)減った計算で、主要保有者が価格反発の直前に持ち高を縮小していたことを示している。
もっとも、XRPが1.35ドルを上回って12時間足の終値を維持できれば、短期的な下落リスクはいったん後退する可能性がある。ただ、1.35ドルを下回る推移が続けば、下押し圧力は強まりやすい。1.31〜1.32ドルの支持線を割り込んでベアフラッグが下方ブレイクした場合は、約18%の追加下落で1.08ドルまで下値余地が広がる可能性がある。逆に1.60ドルを上抜ければ、この弱気シナリオは無効となり、新たな上昇局面に移る可能性があるとBeInCryptoは伝えた。