米サンフランシスコのロボットスタートアップ、Physical Intelligenceが、約10億ドルの追加資金調達を進めている。Bloombergの報道として、TechCrunchが27日(現地時間)に伝えた。
調達が実現すれば、同社の企業価値は110億ドルを超える見通し。4カ月前の56億ドルから、ほぼ倍増する計算になる。
報道によると、Founders Fundが今回のラウンドへの参加を予定しており、Lightspeed Venture Partnersも交渉を進めている。既存投資家のThrive CapitalとLux Capitalも追加出資を検討しているという。一方で、Bloombergは協議がまだ初期段階にあり、条件は変わる可能性があると報じている。
TechCrunchは今年1月にPhysical Intelligenceの本社を訪問し、共同創業者のセルゲイ・レヴィン氏が「ロボット版ChatGPT」の実現を目指していると伝えていた。
同社は、洗濯物を畳む、野菜の皮をむくといった多様な作業を、ロボットがこなせるようにするモデルの開発に取り組んでいる。
商用化の時期はまだ決まっていないが、投資家は現時点でこれを大きな懸念材料とはみていないようだ。共同創業者のラクチ・グルーム氏は、投入できる資金規模に上限はないとした上で、課題の解決にはより多くの計算資源が必要になるとの考えを示した。
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