Armは、AIデータセンター向けCPU「AGI CPU」を発表した。Agentic AIワークロード向けに最適化した設計が特徴で、Metaが開発を主導。OpenAI、SK Telecom、SAPが初期商用顧客として加わる。
AGI CPUは136コアのNeoverse V3を搭載し、高い演算性能と電力効率を両立するとしている。システムの拡張性も特徴で、1Uの空冷サーバでは最大8160コア、水冷システムでは最大4万5000コア規模まで対応できるという。
TechRadarによると、AGI CPUは既存のx86 CPUと比べて2倍以上の性能を実現しつつ、高いエネルギー効率を維持できる点が強みとされる。計算密度やアクセラレータの活用度、インフラ効率の向上にもつながるとしている。
Metaは、自社AIデータセンター向けに最適化したMTIAとAGI CPUを組み合わせ、性能の最大化を図る計画だ。ArmはLenovo、Supermicro、Quanta ComputerなどのOEM・ODMと協業し、2026年下半期の商用化を目指す。
この発表に対しては、業界大手からも期待の声が上がっている。Amazonのジェームズ・ハミルトン上級副社長は「Armとの協業を通じてAWS Gravitonは成功を収めた。AGI CPUも革新的な性能をもたらすだろう」とコメントした。Broadcomも、ArmのAGI CPUが新たなAIエコシステムを切り開くとの見方を示した。
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