OpenAIは、ChatGPTのショッピング機能を刷新した。従来のテキスト中心の検索から、画像表示と比較を軸にした視覚的な買い物体験へと改めたのが特徴だ。米TechRadarは26日(現地時間)、ChatGPTを買い物アシスタントとして活用するためのプロンプト5例を紹介した。
今回のアップデートでは、単にリンクを並べるのではなく、商品画像、簡単な説明、提案理由をまとめて表示するUIを採用した。複数商品の比較もしやすくなり、オンラインモールを見て回るような感覚で商品を探せるようにした。
例えば「毎日持ち歩ける洗練されたバックパックをおすすめしてほしい」と入力すると、ChatGPTは商品を羅列するのではなく、スタイル別に整理した画像付きの候補を提示する。利用者はデザインや雰囲気をひと目でつかみやすく、検索よりも実際の買い物に近い体験になるという。
パーソナライズ提案も強化した。「料理が好きな人への誕生日プレゼント」といった依頼に対しては、鋳鉄製フライパンやブランケット、スパイスセットなどを画像付きで提示し、どのような用途や場面に合うかをあわせて示す。仕様中心ではなく、利用シーンを踏まえた提案に軸足を移している。
比較機能も改善した。例えばSonyとBoseのワイヤレスヘッドホンの比較を求めると、画像に加え、バッテリー性能、装着感、携帯性といった主要項目を整理して表示する。従来のテキスト中心の比較より、違いを把握しやすい構成だ。
複数の商品を組み合わせて提案する機能も目立つ。「簡単なホームコーヒーのセットアップ」を依頼した場合、コーヒーマシン、グラインダー、マグカップなど、相性のよい製品をまとめて提示する。単品のおすすめにとどまらず、利用シーンに応じた一式の提案まで踏み込んだ。
発見型の買い物体験も強化した。「50ドル以下の面白いガジェットをおすすめしてほしい」といった依頼では、照明、デスク用の小型掃除機、ケーブル整理ツールなど、日常使いしやすい製品を画像付きで紹介する。視覚情報が加わることで、これまで見過ごしがちだった商品にも目を向けやすくなる。
業界では、今回のアップデートを「検索からキュレーションへの転換」とみる向きがある。ChatGPTが単なる情報提供にとどまらず、利用者の好みや状況を踏まえて購買判断を支援するツールへ進化しつつあるとの見方だ。
視覚的な商品探索と対話型の提案を組み合わせた今回の刷新は、今後のオンラインショッピングのあり方を占う動きとして注目されそうだ。