写真=Reve AI/XRP価格の下落で、上位保有者に入るための必要額は大きく低下した

XRP価格の急落を受け、上位保有者に入るための必要額が大きく下がっている。市場低迷が続くなか、同じ資金で購入できるXRPの数量が増え、保有者ランキング上位に届くためのハードルは低下した。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが26日(現地時間)に報じたところによると、XRP保有者の上位10%に入るために必要な金額は、約6000ドル(約90万円)から足元では約3000ドル(約45万円)へと、半分近くまで低下した。背景には、この6カ月間のXRP価格の下落がある。

XRPは2025年第4四半期初めの約2.84ドル(約426円)から、足元では1.4ドル(約210円)前後まで下落した。下落率は約50%に達する。同期間の時価総額も約1705億ドル(約2兆5575億円)から約850億ドル(約1兆2750億円)へ縮小した。世界の暗号資産市場でも約1兆4500億ドル(約217兆5000億円)規模の資金流出が起き、軟調な地合いが続いた。

価格下落によって、同じ投資額で購入できるXRPの数量は大きく増えた。例えば2025年10月初めに2万ドル(約300万円)を投じた場合、購入できたのは約7000XRPだったが、現在は同額で1万4000XRP超を買える計算になる。投じる資金が同じでも、取得できる数量は2倍超に増えたことになる。

こうした変化は、保有レンジ別の到達水準にも表れている。上位10%の基準は約2362XRPから2208XRPへ低下した一方、価格下落の影響で必要額は約6000ドル(約90万円)から約3000ドル(約45万円)へ大きく下がった。

上位10%以外でも必要水準は低下した。上位5%は約8200XRPから約7600XRPへ、上位1%は約5万XRPから約4万5000XRPへそれぞれ減少した。とりわけ上位0.1%は約34万XRPから約28万XRPに低下し、金額ベースでも約97万ドル(約1億4550万円)から約40万ドル(約6000万円)まで縮小した。

一方で、市場構造には別の動きもみられる。価格は下落したものの、XRPウォレットの総数は増加傾向が続いている。直近集計では約773万件を超え、投資家層の裾野が広がっていることを示した。下落局面を割安な買い場とみる投資家の流入を示唆する動きともいえる。

もっとも、市場の受け止めは分かれる。参入ハードルの低下を背景に新規資金の流入余地を前向きにみる向きがある一方で、価格下落に伴う見かけ上のハードル低下にとどまり、需要の本格回復とはなお距離があるとの見方も出ている。

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