Anchorage Digitalが、Tronのカストディとネットワークステーキングに対応する。The Blockが26日(現地時間)に報じた。米連邦認可を受けた暗号資産インフラ企業が、規制下の機関投資家向けサービスとしてTronを取り扱うのは初めてだという。
今回の対応により、Anchorage Digitalはメインプラットフォームと機関投資家向けウォレット「Porto」で、TRXのカストディを提供する。今後はTRC-20資産への対応と、TRXのネイティブステーキング機能も段階的に追加する計画だ。これにより、機関投資家はAnchorage Digitalの口座を通じて、Tron基盤のステーブルコインを管理できるようになる。
2018年に設立されたTronは、USDTの送金ネットワークとして広く利用されている。The Blockによると、現在Tronネットワーク上で流通するUSDTは約840億ドル相当に達し、Ethereumを上回っている。
一方、米国では規制上の懸念から、Coinbaseが2023年にTRXの取り扱いを終了するなど、逆風もあった。Anchorage Digitalの共同創業者であるネイサン・マッコーリー氏は、「Tronが米国で足場を広げるなか、機関投資家が安全に資産を保管し、ネットワークに参加できる信頼性の高いインフラが必要だ」とコメント。「Anchorage Digitalの規制対応プラットフォームを通じて、Tronを機関投資家向けの枠組みに組み込む」と説明した。
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