Webtoon Entertainmentは27日、アマチュアウェブトゥーン作家向けプラットフォーム「CANVAS」を刷新し、上半期中に単一のグローバル基盤へ統合すると発表した。
対象となるのは、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、インドネシア語、タイ語、中国語(繁体字)の7言語で個別に運営してきたCANVASだ。CANVASは、同社が展開するユーザー生成コンテンツ(UGC)向けの創作プラットフォームで、今回の刷新により各言語版を一本化する。
改編の柱は、複数言語で作品を公開できる翻訳機能、閲覧状況を把握できる分析ダッシュボード、読者の嗜好に応じて作品を届けるパーソナライズ推薦機能の3つ。言語や地域をまたいで作品との接点を広げ、創作者の発掘と流通を後押しする狙いがある。
翻訳機能は、韓国の「挑戦漫画」と日本の「インディーズ」を除いたCANVAS提供言語が対象。創作者は作品ごとに翻訳の有無や対応言語を選択でき、AIを活用して自動翻訳する。まず上半期中に英語版CANVASの一部作品で試験運用を始め、年内に他言語版へ順次拡大する計画だ。
分析ダッシュボードでは、閲覧数や購読者数などの指標を確認できるほか、複数言語で寄せられたコメントを一覧で確認・管理できる。パーソナライズ推薦機能では、異なる言語圏のCANVAS作品を地域や言語の枠を越えて読者につなげる。
今回の刷新は、同社が今月17日に公表したフライホイール戦略拡大の一環。同戦略は、創作者、コンテンツ、利用者の好循環の強化を目指している。
キム・ヨンス社長は「CANVASは、誰かのアイデアが物語となり、ファンダムへと広がっていく出発点だ」としたうえで、「創作者が世界を舞台に才能を発揮できるよう支えるパートナーになりたい」と述べた。