4月の中古電気自動車(EV)市場では、ブランドごとの相場の差が一段と鮮明になりそうだ。モビリティプラットフォームWhistleの中古車サービス「Pickdeal」は3月27日、韓国の国土交通部の実取引データと人工知能(AI)による分析に基づく4月の中古EV相場見通しを公表した。
Pickdealは、ブランド間の価格差が広がる一方で、売値そのものよりも売却のタイミングが最終的な受取額を左右する局面に入っていると分析した。原油価格の変動、補助金政策、ブランドごとの価格戦略といった複数の要因が相場変動を大きくしており、データに基づく売却時期の見極めが重要だとしている。
HyundaiのIONIQ 5の3月の平均相場は2878万ウォンだった。4月は約1%上昇し、2906万ウォンになると予想した。人気カラーはホワイト、グレーの順で、値落ちも比較的抑えられているという。
KiaのEV6も上昇基調が続く見通しだ。3月平均の3142万ウォンから、4月は3177万ウォンへ約1.1%上がると見込む。カラーではベージュの人気が高かった。
一方、Tesla Model 3は下落が予想される。3月平均の2877万ウォンから、4月は2837万ウォンへ約1.4%下がる見込みだ。Pickdealは、Teslaによる度重なる価格改定が中古相場の下押し要因になったとみている。Teslaは昨年末以降、Model 3 Performanceの価格を従来比940万ウォン引き下げるなど、価格改定を続けてきた。
Pickdealは、国土交通部の実取引データを基に車種別の取引動向や需要パターンを分析し、AI予測モデルを通じて今後の相場変動を提示する中古車売却支援サービス。単純な見積もり比較にとどまらず、より有利なタイミングで売却できるよう支援するとしている。
Whistleの関係者は「足元のEV市場では、価格そのものより売却のタイミングが重要になっている」とコメントした。そのうえで「Pickdealは実取引ベースのデータとAI分析を通じて、利用者の損失を最小限に抑え、最適な売却時期を判断できるよう支援する」と述べた。