写真=Cloocus

Cloocusは3月26日、Microsoft AI Tour Seoulで企業向けAIプラットフォーム「ClooSphere」を発表した。AI導入後の運用段階で課題となるセキュリティ、ガバナンス、データ統制、コスト管理などに対応し、企業のAI活用を構築偏重の状態から運用重視へと移行させる狙いだ。

同社は、複数のエンタープライズAIプロジェクトを手がける中で、運用フェーズではセキュリティやガバナンス、データ統制、応答品質の管理、コスト最適化といった課題が顕在化していると説明した。

とりわけ、未承認のAI利用であるシャドーAIの拡大やデータ流出リスク、AIのハルシネーションが、企業環境で対処すべき主要なリスクになっているという。こうした背景から、AIを安全に活用しつつ継続的に運用・管理できる基盤としてClooSphereを開発した。

ClooSphereは、AI導入後の運用までを視野に入れた企業向けAIプラットフォームで、AIガバナンス体制の構築を中核に据えている。権限ベースのアクセス制御(RBAC)やガードレール、コンテンツフィルタリング、監査ログに基づくトレーサビリティ機能を備え、企業ごとのセキュリティやコンプライアンス要件への対応を支援する。

また、RAG、AIエージェント、ワークフロー自動化機能を通じて業務適用を後押しするほか、多様なLLMや外部システムとの連携にも対応する。

Cloocusは今回の発表を機に、グローバルAI MSPとしての知見を生かし、統合サービスの競争力を高める方針だ。Microsoft Marketplaceへの登録を含むグローバルチャネルの拡大を通じて、AIプラットフォームと運用サービスの海外展開も進める。プロジェクト単位ではなく、持続可能なAI運用サービスモデルとして事業を広げる考えだ。

Cloocusのホン・ソンワン代表は「AIは単なる導入段階を超え、企業がどこまで安全に運用し、適切に統制できるかが中核的な競争力になっている」とコメントした。

その上で、「ClooSphereは、ガバナンス、セキュリティ、統制、監査を一体で提供し、企業がAIを信頼できる形で活用できるよう支援する。こうした基盤の上で、AIの継続的な拡張と実質的なビジネス成果の創出を後押しし、グローバルAI MSPとしての役割を強化していく」と述べた。

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