科学技術情報通信部と金融委員会は26日、国民成長ファンドの基金運用審議会を開き、AI半導体(NPU)ファブレス企業Rebellionsに対し、先端戦略産業基金から2500億ウォンを直接出資する案件を議決したと発表した。
今回の出資は、「K-NVIDIA育成」プロジェクトの一環。1月のシンアンウイ洋上風力発電事業、2月のIsu Specialty Chemicalによる蔚山での次世代二次電池素材工場建設事業、Samsung Electronicsの平沢5ラインAI半導体クラスター構築事業に続く、第1次メガプロジェクトの4件目となる。株式による直接出資としては初の事例だという。
Rebellionsの今回の資金調達額は総額6000億ウォン。このうち先端戦略産業基金が2500億ウォンを拠出し、韓国産業銀行が500億ウォン、Mirae Assetなどの民間投資家が3000億ウォンを出資する。出資前の企業価値は約2兆7000億ウォンと評価された。資金は償還転換優先株(RCPS)を引き受ける形で供給する。
Rebellionsは2020年設立のAI半導体設計に特化したベンチャー企業で、パク・ソンヒョン代表が率いる。SK、Samsung、KT、英Arm、米Marvellなどが戦略的投資家として参加している。
2024年8月には、第2世代のハイパースケーラー向けAI半導体「Rebel 100TM」を開発した。2025年7月の量産拡大を目指している。同製品は次世代メモリのHBM3Eを搭載し、データ処理のボトルネック低減を図るほか、先端チップレットパッケージング技術を採用した点が特徴だ。
金融委員会は、今回の直接出資について、単なるハードウェア支援にとどまらず、国内AI半導体産業の資金ギャップ解消やソブリンAI基盤の確保に寄与するとの見方を示した。国内ファブレス企業が設計し、国内ファウンドリーで生産する構造で、設計から製造までの全工程を国内で担える点にも意義があると説明した。
国民成長ファンドは今後、「K-NVIDIA」プロジェクトの対象企業を追加承認していく方針だ。Rebellions、FuriosaAI、DeepX、Mobilint、HyperAccelの国内AI半導体企業5社は17日、ペ・ギョンフン副首相兼科学技術情報通信部長官、イ・オクウォン金融委員長らが出席した官民合同懇談会で、投資戦略を議論したという。