写真=BikeRadar

ASUSは、既存の自転車を電動アシスト化できるコンバージョンキット「E250G1」を台北国際自転車展で披露した。大がかりな追加改造をせずに装着できるのが特徴で、電動アシスト自転車向けコンバージョンキット市場で新たな選択肢となりそうだ。

BikeRadarによると、ASUSが公開した「E250G1」は、「Intelligent Bike Booster」をうたう製品。一般的な自転車に取り付けることで、電動アシスト機能を付加できる。

駆動方式には、後輪に動力を伝える摩擦駆動を採用した。チェーン接続を追加する必要がなく、タイヤに直接圧力をかけて駆動する仕組みで、取り付けやすく幅広い車種に対応しやすい。構造としては、PikaBoostのような製品に近いタイプといえる。

実用性を重視した仕様も特徴だ。着脱式の159Whバッテリーを搭載し、最大約51kmの走行が可能としている。走行モードはエコ、ノーマル、スポーツの3種類を用意し、スポーツモードではより高い出力を得られる一方、航続距離は短くなる。

本体重量は約3.8kg。16インチから29インチまでのホイールサイズに対応し、700cもサポートする。内蔵スイングアームでタイヤを安定して押さえ、スリップを抑えながら動力を伝達するという。クランクに装着するケイデンスセンサーはワイヤレスで動作し、ペダリングに応じて自然にアシストする。

安全性と利便性にも配慮した。テールライトを内蔵し、ブレーキ検知システムによって減速時に自動点灯する。充電端子はUSB-Cで、100WのPD充電器を使えば約2時間で満充電できるとしている。防水性能はIPX5準拠。AndroidおよびiOS向けの専用アプリにも対応し、走行データを管理できる。

現地での体験では、応答性や感度の高さが評価された。一方で、グローバル展開の時期や、英国を含む一部市場での発売有無はまだ明らかになっていない。

PCや電子機器を主力としてきたASUSが、モビリティ分野に製品領域を広げる動きとしても注目される。取り付けやすさと実用性を打ち出したE250G1が、市場でどのような反応を集めるかが焦点となりそうだ。

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