Nexonは3月24日、モバイルゲーム「メイプル育成」を巡る確率問題と大規模な返金対応を受け、イ・ジョンホン氏の2025年分インセンティブを50%減額すると明らかにした。あわせて、責任者の退社や関係者の懲戒処分など、人事面での対応も実施した。
同社はイ・ジョンホン氏名義の社内通知で、今回の事案を重大に受け止めているとした上で、利用者の信頼を最優先に置く方針を示した。業務体制と組織文化を抜本的に見直し、再発防止に取り組むとしている。
その一環として、経営陣の責任を明確にし、利用者の信頼回復につなげるため、日本法人代表取締役に割り当てられていた2025年分インセンティブを50%減額したと説明した。
人事面では、当該事案の責任者が責任を取って退社した。その他の関係者についても、社内規定に基づく懲戒手続きを完了したという。初代「メイプル育成」本部長を務めたカン氏は役職を解かれた後に退社し、Nexon Korea代表のカン・デヒョン氏が同職を兼務する人事を発令した。
「メイプル育成」は、NexonがAble Gamesと共同開発し、昨年11月に発売した放置型モバイルゲーム。発売直後には主要アプリストアの売上ランキングで1位を記録した。
一方で、今年に入ってからは確率を巡る問題が相次ぎ、運営側は繰り返し謝罪していた。Nexonは、発売時点から今年1月までの利用者の決済額を全額返金することを決めた。
今回の返金対応による業績への影響も大きい。日本法人が先月公表した投資家向け書簡によると、この事案に伴う売上減少額は、昨年10〜12月期と今年1〜3月期の合計で140億円に達する。