Samsung Electronicsが年内投入を予告しているスマートグラス「Galaxy Glasses」を巡り、主要仕様が明らかになってきた。245mAhバッテリーや約1200万画素カメラを搭載し、Android XRとの連携を軸に展開される可能性がある。
TechRadarが23日付で報じたところによると、Samsung ElectronicsはAndroid XRベースのデバイスを年末に投入する計画で、XRヘッドセットとあわせて公開される可能性が高い。
ハードウェア面では、Galaxy Glassesに約245mAhのバッテリーを搭載する見通しだ。容量はRay-Ban Meta Smart Glassesと同程度とされる。
製品構成については、2モデル展開の可能性も取り沙汰されている。ディスプレイを搭載しない標準モデルと、ディスプレイ搭載の上位モデル「Galaxy Glasses Ultra」に分かれるとの見方だ。流出した型番も、標準モデルが「SM-0200P」、Ultraが「EB-0200」と別々に確認されたという。
カメラは約1200万画素になる見込みだ。単なる撮影用途にとどまらず、AI機能と組み合わせた活用が想定されている。ユーザーの視野情報をもとに周辺環境を解析し、必要な情報を提示するコンテキスト認識機能が代表例で、ナビゲーションや物体認識、リアルタイムの情報表示などへの応用が見込まれる。
ソフトウェア面では、Android XRエコシステムとの統合が柱になる。流出したコードからは、一部アプリがXR環境に対応する可能性が示されており、音楽ストリーミングなど主要サービスの展開も予想されている。
一方、初期モデルは単体で完結するデバイスというより、スマートフォン連携を前提とした設計になる可能性が高い。独自の通信機能は持たず、スマートフォンの演算処理を活用する方式を採ることで、消費電力の抑制と軽量化を狙うとみられる。
デザイン面では、調光レンズの採用有無も注目点となっている。屋内外の明るさに応じて自動でレンズの明度が変わる仕様が採用されれば、使い勝手の向上につながる可能性がある。ただ、現時点で採用は確定していない。
業界では、Galaxy Glassesは当面、スマートフォンを置き換える製品というより補完デバイスとして位置付けられるとの見方が強い。ただ、XRとAIの融合によって、将来的にはスマートデバイスの在り方を変える可能性もあると評価されている。