Circleが欧州連合(EU)当局に対し、デジタル資産制度改革の加速を求めた。The Blockが23日(現地時間)付で報じた。欧州委員会が進める市場統合パッケージについて、Circleは資本市場の近代化に向けた前進と評価する一方、スケーラビリティや監督、決済の面ではなお制約が残ると指摘している。
Circleは、EUの分散型台帳技術(DLT)パイロット制度の見直しの方向性にはおおむね賛同した。そのうえで、適格資産の範囲拡大と取引上限の引き上げを求めた。現行制度の制約が流動性の向上や機関投資家の参入を妨げているためだとしている。
あわせて、定期的な法改正を待つのではなく、市場環境に応じて見直せる柔軟な基準の導入を提言した。パイロット制度から恒久的な規制枠組みへ移行する道筋も、あらかじめ明確にする必要があると訴えた。
さらにCircleは、包括的な法整備を待たずに改革を前倒しで進めるべきだと主張した。対応が遅れれば、事業や取引が米国などEU域外に流出する恐れがあると警告している。
特に、暗号資産市場規則「MiCA」に準拠したステーブルコインについては、証券決済での活用拡大が必要だと強調した。決済アクセスを一部の「重要な」トークンに限定した場合、ユーロ建てステーブルコインが排除されるリスクがあるとも指摘した。
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