Samsung Electronicsは3月23日、Hyundai Motor Groupと連携し、車内から自宅の家電を操作できる「Car-to-Home」サービスを開始したと発表した。2025年9月に投入した「Home-to-Car」と対になる機能で、住宅と車両をまたぐ双方向連携を拡充する。
利用者は、Hyundai・Kia車のインフォテインメントシステム上で動作するSmartThingsアプリを通じて、エアコン、空気清浄機、ロボット掃除機、照明などを車載画面から直接操作できる。
対象は、Hyundai BlueLinkまたはKia Connectの加入者。車載インフォテインメント画面に表示されるSmartThingsアプリのQRコードをスマートフォンで読み取ることで、アカウント連携が完了する。
対応車種は、2022年11月以降に生産されたHyundai・KiaのccNC(connected car Navigation Cockpit)インフォテインメントプラットフォーム搭載車。今後はソフトウェアアップデートを通じて対象を順次広げる予定だ。
対応する家電は、2021年以降に生産された一部のエアコンと、2024年以降に製造された一部の空気清浄機およびロボット掃除機としている。
Car-to-Homeは、位置情報ベースの自動化機能にも対応する。SmartThingsの「Smart Routine」を車内でも利用でき、車両のGPS位置に応じて、あらかじめ設定した帰宅時・外出時のルーティンを自動実行する。
例えば、帰宅中に車が自宅付近に入ると、空気清浄機を稼働させて照明を点灯できる。夏場にはエアコンを事前に作動させ、室内温度を下げておくことも可能だ。
一方、外出時に車が自宅から離れると「外出モード」が作動し、照明や不要な家電の電源を切るほか、ロボット掃除機を動かせる。
Home-to-Carは、SmartThingsアプリ上で車両状態を確認し、空調、エンジン始動、ドアの施錠・解錠、電気自動車の充電開始・停止などを操作できるサービスとして、2025年から運用している。
Samsung Electronicsは、Home-to-CarとCar-to-Homeの双方向連携を通じて、スマートホームプラットフォームとモビリティのエコシステム間の接続をさらに広げる方針を示した。