KTは22日、AI研究の成果を商用サービスへ実装する取り組みを強化していると明らかにした。研究成果は「Mi:dm K」や「Agentic Fabric」など同社の主要AIモデル・プラットフォームに反映し、事業化につなげているという。
同社によると、過去5年間に発表したAI分野の論文は計148件。このうち49件が、CVPR、EMNLP、NeurIPS、ACL、ICCV、AAAIなど主要な国際学会に採択された。
研究開発では、ソウル大学、KAIST、高麗大学などと共同研究体制を構築している。大学の研究力とKTの技術開発・事業化の経験を組み合わせ、共同研究を進めているほか、世界水準の技術力確保に向けてMicrosoft Researchとの協業も継続している。
また、研究企画の段階から成果の検証、事業化の可能性までを見据えた連携体制を整備した。研究成果を実際のサービスや事業へつなげる仕組みの定着を進めているとしている。
2024年以降は、産学連携の研究領域をエージェンティックAI、バーティカルAI、責任あるAI、フィジカルAIへと拡大した。こうして得たマルチモーダルAIやエージェンティックAIの技術は、Mi:dm KやAgentic Fabricなどの商用サービスに適用している。
KTは20日、ソウル市瑞草区のKTウメン研究センターで、ソウル大学、KAISTと共同で技術ワークショップを開催した。会場では、効率的な学習・推論、次世代インターフェース、責任あるAIなど多様な共同研究テーマの進捗が共有され、研究成果を実際の技術やサービス実装へつなげる方策についても議論した。
ソウル大学AI研究院のイ・ジェウク院長は、「今回の産学共同研究は、学術的な深さと産業での活用可能性を同時に踏まえて研究課題を構成した」とした上で、「大学の研究成果が企業の課題解決やサービス革新につながる意義ある事例になっている」と述べた。
KTの技術革新部門長(副社長)のオ・スンピル氏は、「今後も技術研究と製品を連動させるロードマップと産学連携を通じ、次世代AIの中核技術を先行して確保し、産業現場で機能するAI競争力を継続的に強化していく」と語った。